セルフ・コンパッション

オールアバウト記事「子供の折れない心を育む『自分を思いやる』という方法

『オールアバウト』に、「自分への思いやり(セルフ・コンパッション)」についてまとめました!
 

子供の折れない心を育む「自分を思いやる」という方法

主旨:失敗をしてしまったり、物事がうまくいかない時、すぐに心が折れてしまう子と、たとえ倒れても再び立ち上がり歩き続ける子がいます。この記事では、「困難を跳ね返す力(レジリエンス)」を高めると昨今注目を集める「新しいメソッド」を紹介します。

 
 
 
「自己肯定感を高める」ということが、ここ二十年ほどの間、子育て&教育関係者の間で、最も大切なことのひとつとされてきました。
 
自己肯定感が高いならば、たとえ物事がうまくいかなかったり失敗したとしても、「自分にはできるはず!」と胸をはって乗り越えていけます。それでも、自己肯定感が低いならば、「自分はだめだめだ」とすぐに心が折れしゃがみこんでしまうというのです。「自己肯定感」というのは、レジリエンスの源であり、「心の免疫機能」を司るとさえされてきました。
 
ところが昨今、「自己肯定感を高めよう」とすることによる「弊害」がとりあげられています。ナルシズムの増長、ネガティブ面を受け入れられない→改善できない、常に周りと比較してしまう(「平均以上」でないといてもたってもいられない)、いじめ(もっとも手っ取り早い自己肯定感を高める方法は周りを下げること)。
 
また、「自己肯定感が高い」からといって、より高く質のいい成果をあげられるわけでもないとも分かっています。
 
そうした中、静かな注目を集め始めているのが、「自分への思いやり(セルフ・コンパッション)」というコンセプトです。自己肯定感を高めようと、ポジティブ面に目を向け自らを奮い立たせ自信をつけていくよりも、自らの足りなさや不完全さを「思いやり(コンパッション)」をもって包み込んでいくといった考え方です。
 
『ハーバードビジネスレビュー』などにも、「To Succeed, Forget Self-Esteem(成功するためには自己肯定感を忘れましょう)」といったタイトルで、「自己への思いやり(セルフ・コンパッション)」が紹介されています。同じ記事が、「Forget Self-Esteem. You Need Compassion(自己肯定感を忘れましょう。必要なのは思いやりです。」といったタイトルで『タイム誌』や『サイコロジー・トゥデイ』に載せられてもいます。
 
「自己への思いやり(セルフ・コンパッション)」とは、自己肯定感と同じ「心の免疫」効果を持ちつつ、しかも、自己肯定感を高めようとすることがもたらす「弊害」フリーというんですね。
 
 
 
「自分への思いやり」について、『マイコー雑記』の方にまとめてきています。
 
実践することでその効果の大きさを、私自身ひしひしと感じつつ、このコンセプトに出合えたことに感謝する日々です。「ハイリーセンシティブチャイルド」「完璧主義の子」にとっても、最適な方法だと感じています。
 
また、「自分へ思いやり」を向けることは、子育て中の親や、教育関係者、介護人、カウンセラーなど、「ケアを差し出す(ケアギバー)」職につく人々が「燃え尽きる」のを防ぐともされています。ケアを差し出し続ける人ほど、自身を自らケアし、「思いやり(コンパッション)」で満たしていきたいですね。
 
 
 
『マイコー雑記』の「自分への思いやり(セルフ・コンパッション)」についての記事です:
 
・タフな子育てであるほど「親の自分ケア」が大切、「セルフ・コンパッション」の具体的方法例
 
・「自己肯定感」と「自己への思いやり」比較
 
親や介護人など「ケアを差し出す人」ほど、「自分への思いやり(セルフコンパッション)」が必要
 
「自分への思いやり(セルフ・コンパッション)」を成す3つの要素、日本の心にストンとなじむはず?
 
「自己肯定感」と「自己への思いやり(セルフ・コンパッション)」との比較研究紹介
 
「自己肯定感」は効果的、けれど高めようとする方法によっては弊害を生み出す
 
一言整理、肯定と否定の行き来する様子を見つめつつ
 
長男16歳との会話、言葉自体よりもどんな気持ちからその言葉を発しているのかが大きい
 
子育て生活で実践したい「自分への思いやり(セルフ・コンパッション)」、子供へ心を開き続けるために
 
 
 
さて、こちら先週半ばから夏休みが始まりました!
 
写真は、先週、ガレージドアに「カエルのビリー」が戻ってきてる!のを発見した子供たち。
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ガレージドアの開け閉めでつぶれてしまわないよう、移動。
 
ビリーにしてはちょっと細めに見えますし、ビリーでないアマガエルかも・・・。
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来月には(多分)再びの引越しも控え(州内)、
5人&近所の子達と、もみくちゃな日々を送りつつ、
「思いやり」にほっとするひとときを大切にしていきたいです!
 
それでは皆様、コンパッション溢れる夏をお送りください!
 
 
 

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