ファミリーディナートピック。(毎週金曜日の夜は、家族で知恵やバリューについての話をしています。我が家は今のところ特定の宗教に属すということはないのですが、宗教的テキストからも大いに学ぶことがあると思っています。)
他人に対してネガティブなことを言いたくなる時、
自分を観察してみる。
そこには往々にして、「自己評価の低さ」という動機がある。
自己評価を上げる方法には二つある。
1.最も簡単で即効性がある方法:他人の悪口
2.難しく大変で時間のかかる方法:自分自身の改善
相手を下げることで、自分を上げ、ハイな気持ちを味わおうとしているのか?
「有名人」をこき下ろすメディアや、ゴシップにはこういった効果も。
『タルムード』によると、人間の身体は「悪口」を防ぐのを助けるつくりになっていると。
・歯と唇は、口から発せられる言葉を律する門。
・二つの目、二つの耳、二つの鼻孔があるのに対し、口が一つだけなのは、余計な言葉を話すよりも、より見、より聞き、より新鮮な空気を吸うため。
・耳たぶは、悪口に触れた時、聞かなくても良いよう耳に蓋をするため。
「自らの低さに落ち込む? 簡単な道を行こうとするな。ハードワークで、自身を改善しなさい」『トラ』より
*より良きものをもたらすことを目指す「建設的な批判」というのも確かにある。その批判の動機はどこにあるのか、その違いを見極めること。
例え亀の歩みに見えたとしても、こつこつと、自分のペースで歩いていこうね、そう話し合った昨夜でした。
参考資料:
“The Power of Speech” by Shraga Simmons aish.com