一昨日は、「ゴールド・ナゲット・トライアスロン」。長女十二歳が参加しました。
2003年に「女性と少女のためのトライアスロン」として始められたこのイベント、年々参加希望者は増え、今年はオンラインでの参加申し込み開始十分後には、千五百人のスポットが一杯!になってました。
母と娘で参加する方々も多く、一緒に参加した長女のお友達も皆、お母さん参加。次女十歳のクラスメートのお母さん達と話していても、あと一、二年したら一緒に参加しようと思ってるのよと話題になったり。
長女と次女にも「来年は一緒にね」、と言われもするのですが、
水泳五百メートル、自転車漕ぎ十二マイル(約十九キロ)、マラソン四マイル(約六.五キロ)・・・。今の母には、とてもとても、想像をはるかに越えた世界です。
そもそも、「トライアスロンに出る」という選択肢が私の人生に入り込んできたということ自体、もう信じられませんから。(笑)
いよいよ当日。長女、朝から大興奮。一足先に夫が会場に降ろし、ちびっ子達を連れて応援に。
会場に着くと、「朝レース終わった○○(友人の一人)が、靴紐が取れて結ぶのにすごく時間かかったからって、これくれたのよ」と嬉しそうに靴を見せてくれます。
靴紐留め具。ありがとうね。
まず、水泳。一レーンに三人ずつ、終わるたびに次の参加者が入ります。
そして終わった途端、駐車場に走り出て、自転車。五百メートル水泳、さすがにプールサイドに上がる際、よろっとする人も結構いるんですけど、皆すぐ持ち直して 走り始めるんですね。
このプールから自転車に乗るまでの時間もタイムに入っているようで、着替えてる暇なんてありゃしません。皆裸足、水着のままとかで、建物から飛び出してきます!
長女、水着を着ていたら走れないのと短パンとシャツに着替え、ヘルメットかぶりながら、
走る!
千五百台の自転車が並ぶ駐車場。
よしっ、いくぞ!
この時スタッフの方に、「ママに笑顔向けてね」と言われたそうで、
笑顔。(笑)
後でみるとこのプールサイドから自転車で走り出すまで四分二十四秒。もっと縮めた方がいいと周りのベテラン友人から。
サンドイッチ食べたり、散歩したりとすること、一時間ちょっと。
会場のDJの言葉に耳傾け。
「今年は、七十代の参加者が十三人! 九歳児も二人!」
次々とゴールされる白髪の方々。
九歳児って・・・。水泳、自転車、マラソン、どれ一つとってもそれだけでかなりチャレンジングでしょう。
「五百人のボランティアの皆さんありがと~!」
そうなんですよね、三人ずつ泳ぐ十六のレーンにそれぞれ三人ずつタイムを計る方々がいて、自転車やマラソンコースの各所に立って励ましたり見守る方々がいて、自転車をゴール地点会場にトラックで次から次へと戻す方々がいて、タイムをすぐにコンピューターで見られるようにする人々がいて。多くの人々のボランティアで成り立っているんですよね。感謝です。
一人の高校生の女の子が紹介され話し始めます。
「私の自転車のタイヤが途中で突然破裂してしまったんです。ああもうこれでおしまいだあとしゃがみこんでいたら、五分後くらいに後ろから来たママが『私の自転車に乗っていきなさい、私の分も最後までやり遂げるのよ』って。ありがと~、ママ! ママは私のヒーロー! アイラブユ~!」と涙声で。
ちょっともらい涙。
ゴールに向けて最後の直線コースを行く一人一人について、叫ぶDJ。
「五十八歳で初めて参加した○○さん! (会場に向けて)あなたの言い訳は何ですか?」
がつんとやられました。(笑)
「乳がんから回復した○○さん、ゴール!」
会場から大きな拍手。
「お祖母さん、お母さん、娘さん三世代で参加の○○さん!」
素敵。
妊娠中の方もちらほら。この方達、お腹大きな二人ペアで、ゴールしたとたん、お腹をぼ~んと合わせて笑い合い。
と、娘達の小学校の妊娠中の先生の走る姿も!
息子や娘達のお友達(次女十歳のクラスメートも発見!)もちらほら。必死で走る姿に、声援送り。
会場の雰囲気、インスパイヤリングでした。力強い足取りで次々とゴールを踏む女性に少女。この日のためにこつこつと鍛えた身体。
「無理」や「限界」や「不可能」という言葉が、ぱ~んと取り払われるような。
この熱気に包まれ、私もゴール目指してみようかな、とつい思ってしまった自分に驚きもし。
長女と同じ頃に出発した方々がゴールし始めます。
もうそろそろかなあ、まだだだねえ、足が痛くなったりとかしてないかな(偏平足で足首や膝が痛むことがありサポーターつけての参加)。ひたすら待ち。
やっぱり完走無理だったかな、途中でやめちゃったりとか、と思い始める頃、
あ~~、おねえちゃん!とちびっ子達。
「○○中学校の○○! 今年初めての参加です!」とDJの声。
無事、
ゴール!
きゃ~~と抱きつくと、「自転車もっと車輪の細いロード用がいるよ」と開口一番。(笑)
笑顔に、ほっ。
朝レースを終えていたお友達と抱き合い。完レース者がもらえるTシャツを取りに行き(レースの前に「下さい」と言いに行き、「終わってから」と教えられ、そのボランティアの方がコースに立っていて「Tシャツまであと二マイルよ!」と声かけてくださったとか。Tシャツ、結構大きなモーティベーションの一つになってました、笑)
タイム見て。
十歳から十四歳部門七十六人中三十六位。「水泳は余裕(十分切り十八位)、自転車はもっと速いのが必要、最後のマラソンがかなりきつかった」そうです。「まずは完レース」を目指していたのですが、よく頑張りました。
ゴール地点に戻していただいた自転車持って、
お友達と話も尽きず。いただいたTシャツお揃いで。
帰宅。
時間がずれ込み、その後シャワー浴びて十五分後にはピアノ発表会会場へ向かうことになってしまったのですが、やり終えた嬉しさに、すがすがしい笑顔でした。
翌朝、いただいたTシャツうっきうきと着て、中学登校。(笑)
昨夜は、来年も出たい、来年だけでなくこの夏いくつかアンカレッジ周辺であるトライアスロンにも出たいと、ネットで調べてました。
参加の機会に恵まれ無事終えられたこと、そしてイベントを支える方々に、感謝です!
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