日中、長男と次男と私と家にいることが多いのですが、皆何かしら忙しく何かに向き合ってます。オンラインコースだったり、次男との学習タイムだったり、ランチ作りに山のような洗濯に掃除にだったり、レゴ遊びだったり。
すると、ぐーぐーと寝息。
はっと目をやると、
だいたいこんな感じです。
ほとんど一日中寝てるか食べてるかですね。
たまに、犬になりたいって思うよね・・・、と呟き合って。
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昨日の朝は、次男五歳の定期健診。小児科へ。
検診最後に「シール・バスケット」から「ご褒美」のシールを選び(我が家の通う小児科医ではお決まりの手順)、会計へ。
この日次男は予防接種なしだったのですが、多分三本か四本ぐさぐさっと注射だったんでしょう(こちらの予防接種は一気に複数)、泣きはらした目にシールをしっかり握った三歳くらいの女の子が、お父さんに手を引かれ隣に。
すると、一歳ちょっとくらいの弟君が、お姉ちゃんのシールを欲しがります。自分のと取り替えてーということのよう。心身ともに回復中のお姉ちゃん、興奮して、いやー、えーんと泣き叫び。お父さんが弟君に言って聞かせるものの、そこはまだまだ一歳・・・。欲しいものは欲しい!と部屋の隅に逃げるお姉ちゃんを追いかけ始め。お父さん、二人を追いかけ弟君を抱き上げ、弟君もきゃーぎゃーーと泣き叫び。
静かな待合室に、泣き声叫び声の大合唱。
お父さん、弟君を抱きかかえながら会計しつつも、シールから気を逸らそうと、壁の絵や、窓の外やを指差し「ほら、クマさん何食べてるのかなあー? あっ、車ぶっぶー」と一生懸命。
優しそうで穏やかなお父さん。
部屋の隅でしくしく泣き続けるお姉ちゃん。
そこへお父さんが会計のお姉さんと話す間、するりと腕を抜け、再びお姉ちゃんのシールへと向かう弟君。いやー、うわーんとお姉ちゃん、抱きかかえるお父さんの腕の中で、きゃー、ぎゃーと暴れながら叫ぶ弟君。
このパターンが、何度か繰り返されます。
こういう時日本では、会計の間弟君をちょっと抱っこしてあげたりと気軽に手を貸せるのかもしれませんが、こちらはそれぞれの家庭の方針に気を遣い、なかなか手を出すのも難しいもの。弟君の気を逸らす手伝いをちょっとしてみるも、とにかくお姉ちゃんのシールで頭一杯の様子、お姉ちゃんに声かけてみるも、シールを握り締めしくしく。
隣で口開けて一部始終見守る次男。
会計を終わり待合室を出、エレベーターを待っていると、弟君を抱えながら、お姉ちゃんの手を引くお父さんがやってきます。皆で乗り込み、シューンと下へ向かうエレベーター。
ふと天井を見上げ、「まいった・・・」とつぶやき、ふーとためいきをつくお父さん。きれいに整えて来たのだろう髪の毛はちょっと乱れ、ネクタイもゆがみ。
目が合い、つい「あの、分かります・・・」と口から言葉。えっという表情で見合い、しばらくして、互いにぷっと吹き出し。
くっくっく、くすくすくす、
いやーホントまいった
ホントですよね。私も五人いますから
うわあ五人!
まいりますよね
けらけらけら、けたけたけた。
肩を震わせ笑い合うお父さんとお母さん。
きょとんと見上げるお姉ちゃんと弟君と次男と。
涙目だったお姉ちゃんも弟君もつられて、へへへ、ふふふ、次男もくくく。
小さなエレベーターの中に、笑い声。
扉が開き、
「今日も良い日を!」とお父さん。
「そちらも!」と返し。
ばいばーいと笑顔の子供達。
次男と手を繋いで車へ向かいながら、
何だかほかほか気分。
今日もガンバロー、そんな朝の始まりでした。
皆様、温もりに溢れた週末をお送りください!
エレベーター写真 by Another Believer (Wikimedia Commonsより)