マインドフルネス

「思いやりと親しみを持って」、自分育てと子育てと

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「Kindly and friendly 思いやりと親しみを持って」
 
「マインドフルネスストレス減退プログラム(MBSR)」についての本を読み、コースに参加していると、何度も出会う言葉。
 
どんな感情や思考が浮かび上がってきたとしても、「思いやりと親しみを持って」観てください。期待するようにはうまくいかないくても、そんな自身の部分に対して「思いやりと親しみを持って」向き合ってください。
 
私自身、実際、そうはいってもねえ、という気持ちが大きかったです。
 
とんでもない考えをしてしまう自分、だめだめな自分、そんなこと許せるわけない!と般若のような顔で向き合い。
 
 
だめだめな自分を、「思いやりと親しみを持って」見つめてみます。
 
そして赤子を抱くように、気のそれた幼子にこちらよと促すように、そっと今この瞬間に戻ってみる。それを何度も何度も繰り返してみる。
 
すると、「とんでもない考え」は静かに消えor大人しくなり、「だめだめな自分」はだめだめななりに何とかしてみようかなーと立ち上がる。
 
そんな効果を実感しています。
 
 
 
そして周りを見回し思うのは、これは、「子育てそのもの」なんですね。
 
とんでもないことをしでかし、期待通りにはいかず、だめだめな子、許せるわけない!と般若のような顔で向き合い。
 
「思いやりと親しみを持って」見つめてみます。
 
そして他者や自分に対しひとまずの危険がないのなら、そっとこちらよとその子の良い面に注意を向けてみる(attention)。少し前の記事「子供の行為を導く最強メソッド」ですね。それを何度も何度も繰り返してみる。
 
すると、「とんでもないこと」は静まっていき、何とかしてみようかなーとその子自らの足で立ち上がったりする。
 
 
 
内面を整えるとき、周りへの働きかけも、変わってきます。
まずは自身の内面を見つめてみる、それも一つの始まりかもしれません。
 
 
 
ペルシャの詩人、ジャラール・ウッディーン・ルーミーの詩を訳してみました。
 
THE GUEST HOUSE
 
This being human is a guest house.
Every morning a new arrival.
 
A joy, a depression, a meanness,
some momentary awareness comes
as an unexpected visitor.
 
Welcome and entertain them all!
Even if they are a crowd of sorrows,
who violently sweep your house
empty of its furniture,
still, treat each guest honorably.
He may be clearing you out
for some new delight.
 
The dark thought, the shame, the malice.
meet them at the door laughing and invite them in.
 
Be grateful for whatever comes.
because each has been sent
as a guide from beyond.
 
translation by Coleman Barks
 
 

「ゲストハウス」
 
人であるということは「ゲストハウス」のようなもの。
毎朝、新しいゲストがやってきます。
 
喜び、落ち込み、意地悪さ
ふと気づけば、予期もしてなかったような客がやってきます
 
彼ら全てを歓迎し、楽しませてやりましょう!
例えそれが悲しみの群れであったとしても
暴れまわって家の中の家具から何から空っぽにしてしまったとしても
それでも、それぞれのゲストを尊びなさい
彼は新しい喜びへと道を切り開いてくれるかもしれない
 
暗闇の考え、恥、悪意敵意
戸口で笑って出迎え、迎え入れてやりなさい
 
何が来たとしてもありがたいのです
なぜならそれらの一つ一つが
超えたところから送られるガイドなのです
 
 
 
 
 
皆様今日も、不思議に満ちた素晴らしい日を!
 
 
写真:次女三女次男の手作りパン。

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