四人連れて自宅隣にあるアラスカ大学のプールへ。
次男が誕生日プレゼントにもらった浮き具と水噴射玩具を初めて使える!
とこの日を楽しみにしていた子供達。
浮き具に乗って、噴射玩具で水を高く高く飛ばして。
一通り遊ぶと、
娘達はダイビングボードへ。
私はまだ泳げない次男のビート板を支えながら、
端から端まで行ったりきたり。
初めて一番高いダイビングボードに挑戦する次女、
何度もボードの先端まで行き、
やっぱりやめようと繰り返している。
その様子を少し離れたプールから見上げる知らない方達まで、
頑張れ~、
大丈夫!できるよ~、
それいけ~。
と声をかけて下さり。
二十分くらいボードの上を行ったり来たりと繰り返し、
ついに
飛び込んだ!
プール中やんややんやの大歓声。
皆初めに遊んでいた場所に戻ると、
玩具がない!
辺りを見回すと、
知らない子達が玩具を手にキャーキャーと遊んでいる。
ぎょっとする子供達。
少し貸してあげたらいいじゃない、
さっきたくさん遊んだしね、
と私。
でもあんなに乱暴に遊んで、
壊れたらどうするの?
そんなに丈夫にできた玩具じゃないのに。
と心配顔の子供達。
じゃあ返してって言っておいで。
ママ言って~。
ママよりも子供同士の方がいいと思うな。
あの子達のお母さんが何か言うようだったら、
ママが話しに行くから。
「返して下さい」と言って回る子供達。
すぐに渡してくれたよう。
その子達の傍にいたお母さんも、
「ああこれあなた達のね、あと一回だけよ」と
幼児に言い聞かせている。
しばらく遊び、
プールサイドに置いたとたん、
さっとあちらこちらから手が伸び瞬く間になくなる玩具。
しばらくしてまた返してと言って回り。
そんなことを何度か繰り返し。
帰りの車の中。
様子から太平洋の南の島から来たのだろうと分かるその子供達家族。
同じ地域から来た知り合いの言葉を子供達に伝えてみる。
「島ではね、皆が大家族のようなもの」
ほら、
アニカ(次女)がダイビングボードで行ったり来たりしてた時、
一番大声で応援してくれたの、
あの家族だったね。
飛び込んだとたん、
もうみんな大はしゃぎで歓声上げて。
あのお母さん、
あれはあなたの娘?とうとうやったわね~!と声かけてくれてね。
子供達:う~ん、家族や親戚っていう風に見ると、
玩具をああやって使い合うの自然に感じる。
でもねママ、ここは南の島じゃない、アメリカよ。
コケージャンやアフリカンアメリカンの人達なら、
勝手に人のものを持っていくなんて!って、
本気で怒っちゃう人もいると思うな。
私:これは私達のものだから触らないで下さい!
そうはっきりと伝えるなら、
ああそういうものかとあの家族もきっともう触らなかったのじゃないかな。
私達がどう向き合うかだね。
今回のことは、
大家族みたいに皆で楽しく遊ぶとういうことでよかったのじゃないかな。
もし玩具が壊れても、
初めからそれほど作りのしっかりしたものというよりは、
短期間だけ遊んでおしまいといった種類のものだったし。
境界を引いてはっきりと相手に伝える、
それは確かに大切だけれど、
相手がどういう風に周りを捉えているのか、
その場の状況を観察して、
使い分けていこうね。
まずは相手の側に立って理解してみる
↓
自身のコンフォートゾーン/ 許容範囲と照らし合わせ、
どう境界を引くか模索
そんな話し合いを。
異なる文化背景、見方、考え方が入り交ざる中、
自身の立ち居地を見出していくこと、
子供達と共に学び中です!
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