近況整理

近況整理、子供達が最も伸びる時

1.久しぶりに近況整理。日常の出来事、またそれらを通し、「あ、そうか」、「えっと、こういうことなのかな」など、感じたこと並べてみます。

 
 
 
2.運転する後部座席からや、遊んでいる手をふと止めてや、次男五歳、最近こんな質問をします。

 

宇宙に終わりはないの?

赤ちゃんはお母さんのお腹に入る前、どこで成長してるの?

太陽は生きてるの? ってことは、いつか死んじゃうの?

天国ってどこにあるの?

 

幼児のまっすぐな瞳で。

 

寝る前に三女七歳とこんな会話も。

次男:神様って絶対止まらない?

三女:神様は今もそこらじゅうにいてね、空気みたいなものなんだよ。空気って止まらないでしょ。

 

子供達の小さな頭の中にも、壮大な世界が広がっているんですね。

 

 
 
3.まだ学校へ行っていない次男、毎日少しだけ机に向かって勉強のようなことをしています。百以上まですらすらと数え四十八と六十二はどちらが大きい?六十三の一つ後は?一つ前は? 五飛ばし十飛ばし、足し算引き算など、数の大小や位置関係について随分と分かっているようですが、五十の一つ前は? 七十の一つ前は?というのがどうしても分からなかったよう。数字チャートを眺め、小さな数でカウントダウンしてみて、一のくらいが一から始まり九になると十のくらいが一つ上がるなどあれやこれや試して、数日かけてあっ!とクリックしたようです。
 
途中、分からない!と寝転がって何度か泣きべそ、を経、ようやく分かった!時の嬉しそうな笑顔といったら。飛び回ってはしゃいで。
 
ほら、もう嫌だ!って止めようとしてたけど、それでも続けたからこんなに嬉しいね、と声かけて。それ以来、途中でイヤーとなりそうなことも、この体験を思い出しもう一度!と向き合ってます。「できない」時こそ、様々な面で学びのチャンスですね。五人の今までを振り返り、つくづくそう思います。

 
 
 
4.先週はアンカレッジで整形外科(orthopedic)学会があり、世界中から千五百人近くの方が集まったようです。初めてお会いする日本の遠い親戚に当たる方が連絡を下さり、次男とランチをご馳走になりました。
 
同じオペ数や仕事量にも関わらず(コスメティック方面でなく骨の専門)、米国では整形外科医によっては日本の整形外科医の百倍の給料をもらっているのだそう。その分、患者の負担も大きくなるわけだから、日本のあり方の方がいいねとおっしゃって。米国の保険制度など医療に関わる厳しい現状などの話しに。
 
これからは何が起こるか、日本も世界もどうなっていくか本当に先行きが分からない。子供達のためにも、こうして国境を越えて繋がっていかないとと思うよと。世界の情勢を思いつつ、日本の首都で忙しく活躍されながら、そんなことを考えてらっしゃるんだな、その穏やかで凛とした質素な様子を前に、感慨深かったです。
 
 
 
5.長男十四歳のホームをベースにした学生生活、今のところ彼にとってとてもよい選択だったようです。自らこの先数年の計画を立て、そこへ至るために今何をするのか、そう自分自身で歩いているという気持ちがあるためか、学校に何となく通っていた時に比べ、やる気の持続が全く違います。学習に没頭しつつ、成績なども、将来への計画の重要な一部と、チェックするのが楽しみのようです(以前は無関心)。
 
週末は、友人達と映画館やパーティーにと忙しく、ウィークデイは学習に集中。以前はパーと遊び始めると戻るのになかなか時間がかかるようでしたが、このサイクルだとめりはりはっきり切り替えもうまくいくようです。
 
勉強量は時間的に見ても増えているようですが、ストレスが少ないせいもあるのでしょう、何よりも以前に比べ、日々とにかくハッピー。まさか予想もしなかった十四歳長男とこうして傍で過ごす時間、毎日のようにランチ一緒に食べて話して、私も楽しんでいます。
 
 
 
6.五年前にヨーロッパに引っ越した友人が、アンカレッジに戻って来ました。友人達何人か集まり、わいわいと笑い転げるランチ。日本だったら一・二年帰らないと随分と変わっていてびっくりするのだけど、アラスカ、全然変わってないねー!と。(笑)これから暗く寒く長ーい冬、またちょこちょこ集まって、食べて笑ってしようねということに。温かい冬になりそうです。
 
 
 
7.「マインドフルネス・ストレス低減プログラム(MBSR)」のコースを取っているのですが、実践トレーニング、宿題も盛りだくさん。次から次へと浮かぶ疑問に答えを見出し、それでもしばらくすると「答え」と思っていたものもまた新しい答えに取って代わられ。
 
昨日の気づき:整然とコントロールされた状態に拠るならば、コントロールが崩れる少しの兆しにもinsecurity(不安感)が噴出す。完璧からは遠い穴だらけでも、安定感を見出す。あれもこれもままならなくとも、心穏やかにと前へ踏み出し続ける力を。
 
新しい出会いの中で、日々新しい学び、満喫してます。
 
 
 
8.子供達が同じクラスだったこともあり、子育てについてよく話すことのあった友人、今は他州へ引っ越してしまいましたが、久しぶりに電話をくれました。
 
今までの子育て振り返り、色々手をかけつきっきりで面倒みた時期もあったけど、でもね、皮肉なことに、返ってそうする余裕も気力もない時期に、子供達、精神的にも強くなって、色々なことができるようになったりするのよねと。
 
私自身子供達が大きくなるにつれ振り返り感じていること。安全でほっとする空間と、最低限の健康な食物と、知的探求のための道具や資料へのアクセス(図書館やインターネットや)と、外で走り回る時と。それらが整えられるなら、あとはできる限り手を出さない方がいい
 
自分で何とかしなきゃと工夫して一生懸命になる時こそ、子供は伸びる。学びが本当に自分のものになる。手を出さない分、失敗もより多くするわけですが、長い目で見ると、その失敗の一つ一つが、かけがえのない大きな力になっている。
 
小さな時分は、子供だけで遊び探索する時をたっぷり持たせて。次男との勉強の時も、どうしたら本人自らが探求を進めるために必要な最低限のポイントだけ示せるか、そう自身に言い聞かせる日々です。できる限り答えを言わず、やり方も最小限示すだけで、自らうんうんと考える時を持たせること。
 
周りにいる大人の役割とは、環境を整えることと、子供達自ら歩いていく中で、折れそうな時は励まし、くじけてしまった時には抱き、日々温もりに包み傍にいるからねと示すこと。普段直接的には手を出さないと、手伝ってもらった時のありがたさも身にしみますね。
 
大きくなるにつれ、親も物理的に時間が少しずつできるのならば、自ら何かに打ち込み学ぶ姿を見せるのもいいのかもしれません。
 
いずれ一人で歩いていけるよう、転んでしまっても再び立ち上がり足を踏み出していけるよう、そのための子育て期間。そんな原点を思い出しつつ。
 
 
 
 
 
夫出張で、朝から晩までの途切れることない送り迎え、またなかなかチャレンジングな週ですが(昨夜はピザ!)、肩の力抜いて、子供達と共に、今日という日を楽しみます。
 
残りの週、皆様温もり溢れた日々を!
 
 
 
 
 

日常風景:
 
海辺へ、
003
散歩。
036
杭に石当て、
044
崖上でふざけ合って。
050
ほっとひと時。
039
 
次男と三女のレゴタイム。
008
長男も時々参加。
飛行場の管制塔。
013
傍にはアイスクリームショップ。
009
 
次男との学習タイム。
031
貯金箱のコイン、全部でいくら? ニッケル五枚でクォーター、クォーター四枚で一ドル、一枚で何枚分もの価値がある、ということが不思議で楽しいようです。
 
五年ぶり再会の友人と持ち寄りランチ。
015
スモークサーモンにタコライスに。
 
デザート!
016
隣に住んでいたドイツ人おばちゃんがいつも作ってくれたマフィンのレシピだそう。
 
次女輪ゴムアート。
006
カップケーキネックレス!
 
夫、アフリカの聞いたこともないような国へ出張準備。
001
サテライトフォン!七種類の予防接種も受け。エボラ熱の発祥地らしいです・・・。
 
次男と午後の散歩。
001
雨しとしと続き。
 
窓に笑顔! by次男
007

 

 

 

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