思春期

近道はないと腹を据えようよ、そう中学生達へ

210昨夜は “The secrets of top students”を書かれたStefanie Wisman さんの話を中学生組と。

 

耳からの情報をうまく処理できない「学習障害」と診断されつつ、米国で最も難しい中の一つとされる高校を首席で卒業、その後、コロンビア大学を首席で卒業。

 

彼女はとにかく授業中、ホワイトボードに書かれた内容はもちろん、先生が話すことまで逐一ノートに取り続けたと。毎回授業のたび、手がしびれて痛くなるほど。いつも周りの生徒達のノートを見て、その白紙に近い状態に驚いたと。彼女はノートに何枚もびっしり埋め尽くしている。

 

子供達の周りにも、難しい課題でも、それほど勉強しないでさらっとできてしまうように見える子も一握りにいる。

 

 

でもね、その子達と私達とは「違う」と自覚しようよ。

 

私達には苦手で弱いところもたくさんあって、

 

私達も彼女のように、何倍も努力する必要があると肝に銘じようよ。

 

私達には私達の道が与えられていて、そこを行くことで私達にとって必要な学びがある。

 

 

 

「いかに楽をしていい成果を出せるか」

「どうやったら近道できるか」 

 

そう見回す子供達に向けて。

 

彼女が、毎日毎日授業のたびに、これほどのすさまじいモーティベーションを維持するためにしていたのが、一流のスポーツ選手をイメージすることだそう。朝起きてから寝るまで、オリンピックを目指す選手のイメージで、机に向かい、授業を受け、食事にも睡眠時間にも気を配り。

 

SAT(大学進学に用いられる全国統一テスト)などのスコアよりも、GPA(授業成績)が大学にも企業にも最も考慮されると彼女。GPAこそが、日頃どれだけ頑張れるかというその子の性質を示しており、それこそが、この社会で活躍していくためには必要なのだからと。

 

確かにこんなガッツがあるのならば、どんな壁を前にしても突き抜けていくでしょうね。頼もしいです。

 

2011年に大学を卒業したばかりの彼女。この本には、電子機器の活用の仕方など、今の子供達に近い目線で、学校の成績の大切さ、どんな工夫ができるかなど詳しく、他の二十人以上の「成績優秀」な学生への調査インタビューも盛り込み、まとめてあります。

 

若くストレートなメッセージ、子供達の心にもすっと届いたようでした。

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