米国では、学齢期の子供達の3-4パーセントがホームスクールをしているとされ、その数は、年々増えていると言われています。
長男、高校をホームスクールするか、まだ決まってはいないのですが、調べていることなど少しずつまとめていきたいです。
高校のホームスクールのカリキュラムを組むには、まず高校卒業後、何を目指すのかで随分と違ってきます。
1.大学に行かない
2、大学にストレートには行かず、ひとまず社会に出て体験を積んでみる
3.大学にストレートに行く
長男は、今のところ「2」か「3」を選んでいるので、大学入学に必要なカリキュラムについての情報を集めています。以下、メモ:
・高校卒業には最低19単位、大学進学には24単位以上必要になりますが、大学入学審査には、より多く難しいレベルの単位を修得していることが望ましい。
・「必要以上の単位」は、その子がパッションを持っていることを突き詰めていくなら、本人が熱中している内に積み重ねていける。長男の場合は、ロボティックス、コンピューター関係など。
・高校に必要な単位を早くに取り終え、大学の単位を取っておくこともできる。より深い内容を学ぶこともでき、大学側には大学レベルの授業でやっていけると示すこともでき、また大学の単位としても振り返られ、大学入学後の学費節約にもなる。
・アカデミックだけでない活動を組み込む。社交性、チームワークでの活動、リーダーシップなどを育むため。大学側も、全体的なバランスの取れた人材を欲している。
・実際に企業などで働かせてもらうインターンシップ制度の活用もできる。
・四年間のカリキュラム・活動記録を細かく整理し保存することが大切。この整理保存の方法について何冊も本があるほど!
・読書記録をつける。自らの学びを整理し、後に知識の出典にも当たりやすい。また古典だけでなくポピュラーまで広い範囲の読書幅を、大学側は望んでいる。
・現在、ほとんどの大学でホームスクーラーが受け入れられている。スタンフォード大学のマガジンには、「ホームスクールをしてきた学生に、大学側が欲する『特別なマインド』を見出しつつある」などとも書かれている。
”It’s the spark, the passion that sets the truly exceptional student – the one driven to pursue
independent research and explore difficult concepts from a very early age – apart from your typical bright kids. Stanford wants students who have it. Looking very closely at homeschoolers is one way to get more of those special minds, the admission office have discovered.”
“Homeschooled students may have potential advantage over others in this, since they have consciously chosen and pursued an independent course of study.” by Christine Foster
・大学側は、パッションを持っている学生が欲しい。取り組みへのパッションこそが、未来の技術開発への道を開いていくことに繋がると。
最大限の力を発揮できるのは、自分が自分の手綱を握り、パッションを注ぎ込んでいる時、子供達を見ていて本当にそう思います。
長い間の学校生活で染み付いた「させられている」という思い込みから、「自分がしている」へ。
ホームスクールをするかどうか未定ですが、パッションを呼び起こし継続させる習慣、それを身につけていってくれたら、そう思っています。
参考資料:
“The HomeScholar Guide To College Admission and Scholarships”by Lee Binz
“College- Prep homeschooling”by David P. Byers, Ph.D. and Chandra Byers