1.暑いです! とこちらに書いて以来、雨がしとしと降ったりと、少し涼し~日々が続いています。ああ、アラスカ、と少し落ち着き。ま、まさか、あの太陽さんさん一週間で、今年の夏日使い切ったなんてことないよねえ、会う人会う人そんなこと言って、笑い合って。
2.今週は中学校、「スピリットウィーク」なるもので、毎日その日のテーマの格好をして登校。観光客、八十年代、誰かになる、双子(ペアを組みそっくり同じような格好)、未来の人などなど。「誰かになる」では、Tie-dye Tシャツに緑のズボン、枕をお腹辺りに入れ「校長先生」になった子が十数人、校内あちらにもこちらにも校長先生状態だったとか。じゃらじゃらとネックレスつけ癖毛のかつらに長いスカート履き「スペイン語の先生」で一日過ごした男の子も。
長男は適当参加、長女は友達と相談したりわざわざ古着屋で揃えたいと言い出したりともう毎日「何着てこう」で頭いっぱいになってました。
車で迎えに行くと、「観光客の日」には、カメラ下げて帽子かぶった子がぞろぞろ歩いていたり。学期末テストの時期、日本育ちの私などは「これで集中できるの~?」と思っちゃったりするのですが、見ているとどうも、「リフレッシュ」になっているといった様子です。
3.ここ何日か折り紙が楽しい四歳次男。上手く折れな~い! 手伝ってもらってやっとできあがった「狼」に色鉛筆で書き入れた「目」が大きすぎた~!離れすぎた~!と泣き叫んで癇癪起こすことも。傍で見ていた姉達の、「まるで自分を見ているよう」といった眼差し。昔だけでなく今も、「上手くできない癇癪」あったりしますからね。
次男のその気持ちが手に取るように分かる姉達、ほら、こうしたらよくなるじゃな~い、うわあ素敵素敵! そう工夫したりおだてたりはやしたり。
癇癪状態をビデオに取って本人に見せるとおさまることがある、と聞いたことあるのですが、自分ってこんなだったんだ、そう客観化できると、再び癇癪起こしそうになった時、確かにちょっとストッパーになりますね。上の子達を見ていて思うこと。
4.友人と、もうホント掃除大変、と話していて。私なんてね、この前あまりにもひどいって立ち尽くして、つい写真撮っちゃったもの。三人小さな子を抱える友人が、スマートフォンの写真を見せてくれる。片付けても片付けても、少しするとまた床が見えなくなって。特に子供が小さな時は、もう切りがないのを思い出します。写真見せ合って、とほほ洒落になってないよねと笑い合って、張っていた肩が少し緩み。また明日も頑張ろうね。
5.「The Great Course」というDVD講座が八十パーセントオフ!ということで、いくつかのトピック購入(今回のセールはカタログからのみで八日に終わってしまいました)。その道の第一人者の講義を自宅で聞けるなんて嬉しいです。購入したものの中には、「脳を最大限生かすには」「学校での成功」などのトピックも含まれるので、届き次第、少しずつこちらにも学んだこと載せていきますね。
6.今週は再びテレビ関係者と一時間ほどスカイプ(前回と同じ番組)。前回とは違う担当者で、とてもオープンで気さくな方。アラスカで当たり前でも、日本に暮らす方々からすると「え~~!」となることなど探すのですが、遥か昔の視点を手繰り寄せるようで、面白かったです。普段全く接点のない業界の方とお話しするというのも、新鮮で楽しいですね。(我が家が出演というわけではなく、情報提供という形で協力させていただいています。)
7.長男十四歳、三日後には日本行きの飛行機に。二週間程早く学校を終わらせるので(あと二週間もすると夏休み~!)、もう毎晩テスト勉強にプロジェクトにとここ最近机の前に座りっぱなし。本人何も用意してなかったりします・・・。
といって、何でもある日本、服と、お世話になる親戚の方へお渡しするもの、それだけあればいいんですよね。ところがこのアラスカからの土産というのが、また難しいんですねえ。周りの頻繁に日本に帰国する友人達に聞いても、日本の方が何でも美味しいし、何でも手に入るからねえと皆口揃えて。せめてもの気持ちと、ちょこちょこ見て回ってます。
二週間の日本滞在、公立中学校にも三日だけお世話になる予定。十四の夏、こんな機会に恵まれて感謝です。
8.昨日ホームスクール支援学校のスポンサー先生と、成績について話していると、サンプルにとご自身の子供さん達の成績表を見せて下さいました。「皆オールA!なんですね」と言うと、「Aを取るまでするんですよ。時には何度も何度もやり直させて、Aになるまで」と。
はっとしました。
そうだった、成績というのは、「振り落とす」ためのものじゃない。成績とは、「その子の最高」にたどり着くための、「指針」。先生や親や 周りの大人がするべきことは、この子はBだCだとラベルを貼りジャッジすることではなくて、その子がDならCへ、CならBへと少しでもできるよう工夫し、助け、励ますこと。
個人のペースを尊重し、本人、親、先生の密な繋がりのある寺子屋的な教育環境なら、それが可能なのかもしれません。教育のゴールは、できない子を作り出すことではなく、少しでも多くの子をできるようにしていくこと。今の学校制度にどっぷりと浸り、遥かかなたに忘れつつあったそんな基本中の基本を、改めて思い出させていただきました。
「服のサイズに子供を合わせるんじゃないんです。服のサイズを子供に合わせるんです」この学校のスタッフがおっしゃったこと、心に留めていきます。
今日は次女早引きで歯科検診。引き続きアラスカ土産を探します。夕方はピアノレッスン、明日は長男中学最後の日!
皆様の一週間が素晴らしい日々でありますように!
Have a wonderful week!
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日常風景:
航空トレードフェアへ。
飛行機から、部品から、航空関係のブースが立ち並び、