キャンプ、自然の恵み

湖周辺のトレール散策。
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皆に遅れて両手いっぱいな山菜通友人。
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シダ科の芽に、
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スギナ(ツクシのオス)に。
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antioxidant(老化防止成分)豊富だとか。お茶にして。

マウンテンスピナッチ。

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この茎の部分がジューシーで美味しいのだそう。ガーリックと一緒に炒めるわと。

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こんな太い茎、アンカレッジ周辺であまり見たことないね。

ファイヤーウィード(ヤナギラン)はサラダに。
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スギの葉の先っぽの新芽、
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お茶にしてもこのまま口に入れてむしゃむしゃしても。少し酸っぱ味。ビタミンC豊富だとか。

 
 

キャンプサイトに戻り、火を囲んでいると、レンジャーの方が集まりがあるからおいでと誘ってくださり。
動物や植物について教えてくださった。
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これは熊。これはコヨーテ。この毛皮はビーバー。
二時間ほど。子供達夢中になって聞き入ってました。

 

・ブラウンベアとグリズリーの違いは?メディアも多くの場合間違っていると。
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食べ物と生息地の違い。
ブラウンベア:サーモンの獲れる川から六十マイル以内。アンカレッジ周辺にグリズリーはいない。
グリズリー:サーモンの獲れる川から六十マイル以上離れた地。デナリ公園など。穴掘って地下のネズミなど食べたり。

 

・二週間前にアンカレッジ周辺でブラウンベアに襲われ女性が亡くなったのですが、トレールをジョギングしていたとのこと。熊のいそうな道は走らないこと、熊は走っているものを追いかける習性があるとのこと。

 

アビ(loon)について。
Common_Loon_with_chick
*骨は多くの鳥のように空洞になっておらず、密で重い。潜水しやすいように(鴨のように頭からでなくそのまま潜水艦のように沈む)。100フィート(約30メートル)ほど潜る!そう。
*目が赤いのは暗い水の中でも紫外線の光をとらえられるように。
*重いので飛び立つのにフットボール場程の助走距離が必要。
*好奇心が強く、人の動きなどに気をとられ巣に帰ることを長い間忘れてしまい、雛などが狙われることも。アビの気を引かないようにそっとしてやって下さいとのこと。
*冬になるとウィスコンシン州あたりに飛び立つ。
*鴨などに比べ足がかなり後ろについている。空を飛ぶアビは、足が垂れ下がっているように見えるので鴨とすぐに区別できる。
*肉身は茶色。赤やピンクでない。
前夜きゅるるる~という声が湖に響き渡っていて、フクロウ?と皆で言っていたのですが、アビだったと解明。

 

ミンクはスノーシューヘアー(ウサギ)を食べる。首の後ろに喰らいつき、麻痺させて。

 

リンクス(大山猫)の後ろ足は前足より長い。ジャンプするスノーシューヘアに飛びつきやすいように。

 

・この日初めてテン(marten)がアラスカにいると知り。
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by Franco Atirador Wikimedia Commonsより

リスが好物で、リスのいるところにはだいたいいますよ→つまり自宅周辺にも!
 
ムササビやモモンガ(flying squirrel)も夜になると飛び回っていると。
 
コウモリは蚊を食べてくれるそう。
 
ワタリガラスは最も賢い動物の一つで、あり穴に枝を差込み食べる(道具を使う!)。
 
・トナカイとカリブーの違いは、飼育されているか野生かの違い。
 
・アラスカにヘラジカ(moose)はたくさんいるけれど、鹿(deer)はいない
 
長女が木になり。

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こうしてヘルシーに生き生きしているように見えても、

もしこうしたキノコ(右中)が生えているようなら

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その木はもう死んでいるということなんですよ。地下から栄養分を吸い上げられなくなった時点でその木は死んだと見なされます。

こうしたキノコをみつけたら、その木は十年ほどかけて徐々に枯れていきます。薪にしてくださいと。

 

その後キャンプ場を歩きながら、

・このウィロー(柳科の植物)はアスピリンとして用いられます。

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翌日、次男がお腹が痛いというと、上の子たちこの葉っぱを採ってきて食べさせてました。(笑) 苦い!

 

・このラブラドール・ティーはお茶になります。

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18世紀、北米最古の毛皮会社「ハドソンベイカンパニー」はこのラブラドールティーでも大もうけしたんですよ。

 

・釣りなどで手から魚の匂いが取れない場合は、この葉っぱをこすりつけるといい香りになりますよ。石鹸の代わりです。

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・木の皮は確かに火を燃やすのに便利なのですが、こうして幹を一回りして皮を剥いでしまうと(手前の木中央)、木は枯れてしまいます。

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皮でなく、木から垂れ下がるコケやふさふさした繊維(「おじいちゃんの髭」と呼ばれる)を用いてください。

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この時以来、ちびっ子達、「おじいちゃんの髭!」と集め続け。

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日本人の間で「タラの芽」として人気のDevil’s Clubについて。

ネイティブアラスカンの間でも薬として用いられてきたのですが、

Devil’s Club群生地は、

*熊の日よけ場

*熊が傷を癒すための場。転げまわって液を身体に塗り、癒すのだそう。

*「実」は虫駆除になり、サーモンのパラサイトを駆除するために熊も食べる。犬ぞりの犬にも与えられる。

また成長するのに時間がかかり、芽が出るまで三年、膝丈になるまで十五年!かかるのだそう。

葉の生い茂るDevil’s Club群生地にはあまり近寄らないこと、そして大切にしてくださいとのこと。

 

最後にレンジャーの誓い(自然を尊び守る)をして、バッジをいただきました。

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早速、スギナ、スギの芽、ラブラドールティー、お茶にしていただきました。
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この香り!
 

学びに、恵みに、感謝!

 
 
 

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