撮影スタッフが日本へ帰られ。
一週間程、
テント隣り合わせで寝たり、食事を共にし、たくさん遊んでもらって、
すっかりなついた子供達。
I miss them. と口々に。最後に皆で手紙を渡してました。
家族共々、心に残る体験となりました。
今の段階で放送についての詳しい情報は公言してはいけないことになっているので、
もし問題なく放送されることになったら、
放送一週間前にお知らせしますね。
七月の終わり頃の予定です。
多分かなりコメディ調になっているんじゃないかと思います。
普段どおりの日々に戻った昨日、
友人の夫さんと公園を梯子し小型ロケット飛ばしたり、
夕方から次女十歳の仲良しクラスメート四人&親御さんと「ブッククラブ」
(また様子をお知らせします。
子供も親も同じ本を読んで話し合う会、初めてでしたがとてもよかったです。)
その後ファミリーディナー
今日はアンカレッジから一時間ほどいったところで長男トライアスロン、
三人娘デュアスロン(自転車&マラソン)、早朝出発です。
書きたいことがどんどん溜まっていき溺れそうになりますが、
更新、こつこつと続けていきます。
皆様の一日が、素晴らしいものでありますように!
撮影スタッフと飛んだ小型飛行機からの風景
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一昨日、上二人の子と見たShawn Achor氏のTED。
(子供には不適切かもしれない表現が少しあります。)
普段漠然と感じていることが、
リサーチを基にした分かりやすい言葉で表されていました。
ポジティブ心理学についてリサーチし教える
「Good Think Inc.」取締役(CEO)Achor氏、
「『幸せ(happiness)』というものほど、
間違って捉えられているものはない」と言います。
人は、
あそこにたどり着けば、
あれを手に入れるならば、
私は幸せになれると信じています。
「成功」のあとに「幸せ」がやってくると思っているのです。
それでも「幸せ」というものの仕組みは、
実はその逆だと言うのです。
「成功」とは常に次のターゲットへと書き換えられ長くは続かないもの。
そこにたどり着いたなら次の目標が掲げられ、
それを手に入れたのならまた次に手に入れるものが出てきます。
例えばAchor氏自身、
経済的な問題など様々なハードルを越えハーバード大学に入学して気がついたのは、
入学当初の達成感が、
すぐに飛びぬけて「できる」学生達に囲まれ、
その中でどう成功するかへと変わっていったということ。
もし「幸せ」が、
成功の後に手にするものであるならば、
「幸せ」とは常に移り変わり、
束の間のみ感じるものとなってしまいます。
Achor氏は、
「幸せ」とは、
成功の後にあるものではなく、
今「幸せ」であることが、
「成功」にも繋がるのだとします。
「幸せ」である状態、
ポジティブなマインドセットを培う人々は、
チャレンジを前に、よりよく動き回ることができます。
これをAchor氏は
「幸せの強み・有利さ(happiness advantage)」と呼ぶのですが、
「幸せである状態」に自身を整えることにより、
生産性も上がることが様々なリサーチから分かっています。
例えば「Burt’s Bees」という企業、
肌のケアなど自然系の成分を用いたパーソナルケアの会社ですが、
2010年の世界進出という大転機を迎えた際の話。
多くの企業はこういった大転機を前にすると、
次から次への会議で管理者を悩ませ、緊急の要件でやるべきことを溢れさせ、
皆の「心配・不安レベル」を押し上げ、
「脅威」をつかさどる脳の部位(amygdala)を活性化させ、
効果的な問題解決を司る脳の部位(prefrontal cortex )から力を引き出すことで、
乗り越えていこうとするもの。
ところが「Burt’s Bees」の取締役John Replogle氏は、
全く違った方法を用いたといいます。
グローバル化に関係するチームメンバーを褒めるメールを毎日回し、
マネージャーへ会社の価値観について繰り返し話し、
社員に「幸せ」についてのセッションを定期的に行ったと。
こうして「Burt’s Bees」の世界進出は「成功」を収めたといいます。
「幸せである状態」が生産性を高め、
その人の能力を最大限引き出す。
では、今幸せであるように、
ポジティブな状態であるよう自らを整えるには、
どうしたらいいのか?
Achor氏は、
脳をポジティブであるようにトレーニングするのは、
ジムで筋肉を鍛えるとのそう大しては変わらないとします。
最近の神経可塑性の研究では、
大人になってからでも新しい習慣を持つことで、
脳が変化していくことが分かっているそうです。
以下のようなエキソサイズを一つでも毎日少なくとも三週間してみることで、
長い間続く効果が見られるとAchor氏は言います。
1. 感謝することを三つ簡潔に書き出す。
2. ポジティブなメッセージを
ソーシャルサポートネットワークの誰かに書いてみる。
3. 机につき二分間の瞑想(マインドフルネスですね)
4. 十分の運動
5. 過去二十四時間内での最も意味のある体験を描写することに二分間かける。
「3」については、
「グーグル」なども社員ミーティングなどで
マインドフルネス取り入れているそうですね。
あそこにたどりつけば
あれを手に入れれば
幸せになれるのに
ではなく
今ここで 脳を
「幸せな状態」
「ポジティブな状態」に整えていく
結果や成功は
その後についてくるかもしれない
おまけのようなものなのかもしれません
思い出していきます。
↓
参考資料:
‘Positive Intelligence’
by Shawn Achor Harvard bosiness review
http://hbr.org/2012/01/positive-intelligence/ar/1