長男が厳寒サバイバルキャンプから戻る。
雪に穴を掘り、その中で寝袋に包まり眠っていたそう。
航空関係のレスキュー隊を訓練するキャンプ、
プロの大人が2人つき、長男以外は皆他州からの、
ティーンから大学生までの6人を率いた。
これまで3年ほど訓練を積み重ねてきた長男は、今回スタッフとして参加。
墜落した飛行機を探し遭難したときなどに備え、
ほとんど食べることなく重装備で雪山を登り続けたり、
ウサギを殺していただくということも。
いかに苦しませず一気に殺すか、どう調理するかなど教えられ。
脳ミソや目玉まで食べたという。
吐きそうになったのを堪えた、と長男。
女の子の一人は、どうしても、一打に力を込めることができず、周りの子がさっと助けに入ったという。
普段、牛や鳥やの肉を、むしゃむしゃといただいている。
口に入れるそれらにも、常にこうして、「殺し殺されの瞬間」があるということ、
これらのキャンプを通し、体感させていただいている。
美味しさという「喜び」と共に、そんな「痛み」を自覚してみる。
「そしたら、食べ物を無駄にするなんてことも、そうそうはできないね」と。
喜びと痛みは、セット。
それは、食べ物だけでなく、色々な体験にも言えるのかもしれないね。
昔ある事業家が、
痛みや苦労なしで喜びを得るなんてことは、ないんですよ。
今では古臭く感じる言い回し、「no pain, no gain」。
でもね、これにつきるんですよ。
そう言っていたのを、思い出して。
喜びの1つ1つに感謝して、その過程にある痛みを、引き受けて。
おっしゃー!と引き受けて。
そうして前を向いて、進み続けていきたいね。
そんなことを、話し合った夜でした。
こちら冬休み終了。学校始まりました!
皆様、どうぞよき日々をお送りください!