ネイティブアラスカン「母」の言葉が、
その突き抜けた笑顔と共に、
心に響いています。
(一つ前の記事「名前継承という慣習が教えてくれること」より)
そして随分前(2012年)に、
夫がメールで送ってくれた記事を思い出しました。
何度見返してもパワフルな記事です。
オーストラリアの看護士Bronnie Ware さんが、
余命十二週とされる患者さん達の言葉をまとめたもの。
(’Top five regrets of the dying’ by Susie Steiner TheGuardian’ )
Ware さんによると、
人は、
死を前に人生を振り返り、
ある共通の言葉を口にするのだそうです。
「もっとこうすればよかった。もっとああすればよかった」
以下はその中で、
繰り返し語られるトップ五つの内容:
1. I wish I’d had the courage to live a life true to myself,
not the life others expected of me.
人が私に期待するようにではなく、
もっと自分自身に真実の人生を生きる勇気があればよかった。
これが、
最も多くの人が口にする後悔の言葉だそうです。
いくつもの夢が、
叶えられないままになっている。
それは全て、
自分自身の「選択」によっていたと。
2. I wish I hadn’t worked so hard.
これほどハードに働かなければよかった。
多くの男性から聞かれる言葉だそうです。
子供が子供であった時やパートナーとの時間を、
もっと大切にすればよかったと。
3. I wish I’d had the courage to express my feelings.
もっと自分自身のフィーリングを表す勇気を持てたらよかった。
多くの人が、
周りとの協調性を重んじるあまり、
自身の感情を抑え、
本当の自分自身になることが決してなかったと。
4. I wish I had stayed in touch with my friends.
もっと友人達と共に過ごせばよかった。
自分自身の生活に没頭し、
古くからの友情にかける時間やエネルギーを持たなかったこと。
友人達にどれほど助けられてきたか、
思い出すのだそうです。
5. I wish that I had let myself be happier.
もっと自分自身を幸せにしてやればよかった。
死を前に人は、
「幸せ」は「選択」なのだと、
悟るのだそうです。
それでも変化への恐れから、
古い癖にはまりこんだままだったと。
今ここで幸せであるように整えること(「成功と幸せと、今「幸せな状態」に整えるということ」。
「教育をハックするというマインドセット」で挙げた心理学者Roger Walsh氏による「八項目」)、
思い出していきたいです。
死に装束をクローゼットに掛けておき、
毎朝眺め、
「悔いのないよう」
そう自身に声をかけることで一日を始める、
そんな慣習を持つ文化(ユダヤ)もあると聞きます。
「いい人生だった」
「母」のまぶしい笑顔を、
日々心の奥で、
見上げていきたいです。
↓