1.学校最終日、三女の一年生クラスは海の見える公園で一日中過ごし私も折り紙ブース係りの予定、だったのですが、 山火事で煙立ちこめ、中止。午前は校舎で過ごし、灰色の空にところどころ青空が見え始めた午後から、校庭を走り回っていたそう。
迎えに行くと、髪は赤と紫、顔にお絵かき、爪はきらきらとした水色に。
次女四年生は、一日中アートしていたらしく、大きなポスター片手に。
長女中学一年生は、一日外でスポーツデイ。その後は友人宅でパーティー。男の子女の子仲良し二十人程。友人宅のママさん、大量のピザを注文して下さり。夜八時過ぎ迎えに行くと、野球や、バレーボールや、フリスビーやと近くの公園できゃーきゃー遊んでました。ちなみに真夜中まで日が暮れないので、まるで真昼間の日差し。初夏の緑に包まれる子等、ああ何だか「青い春」だなあと、緑の先の海を眺めて。
2.最終日は、先生方やお友達に手紙やプレゼントを渡す光景もよく見かけます。次女も二つセットで「永遠の親友(Forever Best Friend)」と書かれた片方を友達に渡すネックレスが欲しいというので、前日買いに。この年頃の女の子達、こういうの交換したりするんですよね。夏休み終わったらまた一つ上の学年で一緒なんですけどね。長女にも買いに行ったなあと思い出しつつ。
3.ということで、夏休み、始まりました! さてさて、三ヶ月。基本、朝は学習に家事分担、昼から山へ川へ海へというリズムでいこうと思ってます。はじける若いエネルギーに引っ張られ押され、ママ、再び体力気力限界に挑戦な夏です。二度と来ない四歳、七歳、十歳、十二歳、十四歳の夏。一瞬一瞬を抱きしめ、足を踏み出していきたいですね。
4.昨日ピアノの先生と週末の発表会について話していると、この時期の発表会、予定詰め詰めの子多いのよ。何とかできちゃう子もいるけれど、基本的には発表会前はなるべくゆったりと過ごした方がいいんですよと。
長女もダンスショーにトライアスロンにと行事が続き、しかもトライアスロンのスケジュールが押して、レースから帰宅し十五分でシャワー浴びてドレス着てと発表会会場に向かった一人。長女はそのままの勢いで何とか弾き終えたものの、あちらこちら付き合っていた三女七歳、次回はもう少し気をつけてやろうとはっとし。
ついつい行事の「本人」に気をとられがちなのですが、ちびっ子達も同じようなスケジュールで夜遅くまでダンスショーに付き合ったり、炎天下の中待ち続けたり応援したりとしているんですよね。大きくなるにつれ次第に体力もついてきますが、夏休み、一点(子)集中から、常にちょっと引き離して見回す姿勢、思い出していきます。
5.今年は花粉症ひどいねえ、そんな話もちらほら。私もいつからか白樺花粉症。といって今年は鼻水や目のかゆみよりも、ちょっと喘息のようになってます。
何でもこの記事によると、アラスカは地球上で最も花粉の多い地の一つなのだそう。2,862 grains/cubic meter という量なのですが、これが100 grain以上だと多いとみなされるとか。
それら花粉の95%が白樺。こちらに長く住む日本人の方など、症状出ている方結構多いです。アレルゲンへ過剰に接し過ぎての反応なのでしょうね。
今年の五月の平均気温例年に比べて7度!高いらしく、それが今年の花粉大暴れ状態を生み出しているそう。
それでもここ数日、少し落ち着いてきたかなといった様子。植物の成長サイクルが次へと移り、この、あっ、楽になってきた感、ありがたいです。
6.一昨日は花粉プラス山火事の煙立ちこめ。長女を朝中学に降ろし、家に戻ると、ちびっ子達、普段あまり行かない階下の部屋の隅に丸くなってます。
何してるの・・・?
煙の匂いがすごいんだもの・・・。口々に。
実は私、その日「今日は曇りだなあ」くらいしか気がつかず、その時初めて山火事と知ったという。子供って敏感ですね。三人隅に肩寄せ合う様子(三女鼻の穴に両指入れてましたが)、何だか野生の鹿のようでした。
7.テレビのロケディレクターの方と、メールやスカイプのやり取りちょこちょこ。日本に暮らす方々から見て、へ~、ほ~、となるようなこと、こちらがたくさん教えていただきました。違う角度から見ると、こうも違う景色が見えるものなんですね。
来週は下見に来られ打ち合わせ、撮影は来月の中頃の予定です。
こうしてブログを続け、生活の様子も綴ってきたのですが、また全く違う角度から捉えていただくことになり、そこに広がる風景もまた一つの現実ですね。
僻地生活長く、色々な意味で今更人前に出られるような状態にないのですが(笑)、増してや遠い昔の「馴れ初め」なんて! それでも、地球の片隅に、こんな生活や人生もあるんだなあ、そんな一つの事例紹介として、という気持ちです。夏休み中の子供達との賑やかな日常、森や川へと出かける様子。ネイティブ・アラスカンの「姉」も登場し、ネイティブの食べ物などの紹介も少しできるかもしれません。夫の学習障害の話なども出る予定です、本人の語りによる実体験に触れ、今悩んでいる方々が少しでも元気になられたら嬉しいです!
8.「姉」と「姪」と一緒に過ごすことも多かった今週。村の「父母」とも電話で話し。買い物に行き、食事し、次男四歳も膝に乗ったりとくっついて。
ああ、この感覚なんだっけ? そうだ、親戚と一緒にいる感覚だ、そう思い出し。
十年以上両親にも会っておらず、異国の地で暮らす中、心の泉のようなひと時でした。
9.母達の買い物が長引き、お腹もすいてちょっと不機嫌な高校生の「姪」。「姉」の言葉につっけんどに答えて。「姉」は静かに聞き流し。帰宅し、お腹もいっぱいになり、しばらくすると「姪」が「さっきはごめんね、ママ」と言いに来きます。
自分の部屋に戻る娘の背中を見ながら、「まずは感情をその子の内に通らせて沈ませて、そしたらね、その子の本当の言葉が出てくるのよ。本当のその子じゃないところでぶつかり合っても、見えなくなってしまうだけ」と。
移り変わるものの中に、そんな変わらない輝きを見つけていけたらな、そう思いつつ。
皆様の一週間が素晴らしいものでありますように!
Have a wonderful week!
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