昨日、「マインドフルネス・ストレス緩和プログラム(MBSR :The Mindfulness-based stress reduction program)」トレーニング八週間コースの説明会に参加してきました。
このMBSRプログラムというのは、マサチューセッツ大学医療センターで1979年科学者Jon Kabat-Zinn教授によって始められたもの。現在米国で250、そして世界中750の医療機関などで用いられているメソッドです。
講師は、MBSRが開発されたマサチューセッツ大学医療センターでトレーニングを受けたS氏。S氏は2013年アンカレッジに「マインドフルネスセンター(The Center of Mindfulness)」を設立し、マインドフルネスを必要とする人々にコースを提供しています。
「アラスカ・マインドフルネス・センター」入口。
カラフルで気持ちの良い空間です。
説明会、数人くらいかな、私だけだったりしてなどと思いながら参加したのですが、三十人近く集まり用意された椅子が足りなくなるほど。六十代以上の女性が多く、四十・三十代に見える方が数人ととても落ち着いた雰囲気。男性は二人。
最初にMBSRの歴史、そして「マインドフルネスは、確かに仏教の教えを基にしていますが、このMBSRは宗教とは切り離された科学的なリサーチを基にしたものです。もし仏教的な教えやスピリッチュアルな体験を期待されている方がいらっしゃったら、このコースでは期待にそえられないと思います」と説明があり。
MBSRには以下のような症状を緩和できる「可能性」がありますとのこと
(絶対の保証はありませんという言葉と共に):
• Chronic Pain 慢性的痛み
• Stress ストレス
• Anxiety and Worry 恐れや不安感
• Depression 鬱(うつ)
• Relationship Difficulties 人間関係の難しさ
• Sleep disturbance 睡眠障害
• Hypertension ハイパーテンション
• Grief and Loss 悲しみや喪失感
説明会の終わりに、コース参加希望者向けのアンケートに答えるのですが、このコースで目指したいゴールを三つ書き(マインドフルネスがどう教えられるのか知りたいなど書きました)、これまでの私自身を振り返る項目などもあり。
思えば、小学校四年生の時に母親についてヨガを習ったのですが、父も毎朝ヨガや太極拳(師範)で一日を始めるような環境で育ち、「マインドフルネス」というのは、ある意味慣れ親しんだ方法でもあるのかもしれないなと思ったり。
何冊か本を読み、自分なりに試し、講師S氏の話を聞いてみて思うのは、抱える問題に向き合うためには様々な方法があり、「マインドフルネス」を有効と感じる人々も確かにいるということ。実際、私自身今のところその効果を実感しており。
私自身、より色々な面でバージョンアップしていきたいという気持ちもありますが、トレーニングを積み重ねることで、必要とする人々に伝えるということを私自身できそうかということを見つめていきたいです。「書く」プラス「何らかの具体的サービス」が提供できたら。
コースを試してみて、「私にはできそうにないな」と感じるかもしれないし、より「これだ」という気持ちが強まるかもしれませんし、まあとにかくまずは八週間、試してみます!
コースの必読書ではないですが、推薦書とされていたもの:
1.“Full Catastrophe Living” by Jon Kabat-Zinn
2.“Sitting Still Like a Frog” by Eline Snel
(「子供の不安感や難しい感情への対処、集中力の改善を助けるシンプルなマインドフルネスの練習」とされる親子向けの本。冒頭、興奮して寝つかれない五歳の娘さんに効き目があったという著者のエピソードから始まります。)
この八週間コース参加者には学校関係者もおり、クラスに取り入れられないかと質問されていました。
マインドフルネスについてより知り、どう用いていけるかを模索することにしばらく力を注ぎたいという気持ちが強く、今後しばらくウェブページの内容や更新のペースが変わってくると思います。ランキングの方もお休みさせていただきます。変化の過程にありつつもクリックして下さった方々、感謝です!
母親が今後についてあれやこれや考える内にも子供達は日々成長していて。
最近の子供達の様子です。
長男十四歳:今のところホームをベースにしたカリキュラムがかなり合っているようで、オンラインコースもこれまでの授業より学べるとのこと。また自分で何をするべきか把握しやすいためオナーズクラスなども全て99パーセント台をキープし(未だかつてなかったことです。まあまだ始まったばかりですが、笑)、大学授業も楽しんでいます。
長女十三歳:中学二年生、夏のNPOトレーニング、とても楽しかったようで兄同様NPO活動にはまり始めています。最近ようやく念願のピアスを開けてホクホク。学校へ送る車の中ではマスカラを塗るのが日課で、すっかりこちらの中学生・・・。ピアノは、先生から今後コンテストに出るなど本格的に続けるのなら今年九月からの一年間が集中特訓最後のチャンスと言われ、そのため最低一日一時間以上の練習と言われたのですが、本人スポーツやNPOや学校のジャズバンドのトロンボーンに打ち込みたく、ピアノは時々楽しむ程度でいいと決断。勉強の方は、プログラムで最も難しいと言われる英語の先生に「君のお兄さんにもここまで努力して欲しかった」と褒められ(笑)、数学もこれまでの二回のテストとも百点取って喜んでいます。
次女十歳:相変わらずクラフト作り&サッカー大好き。勉強面も去年くらいから自分から楽しみで本を読み始めて以来、英語算数とも「学習の穴」が今のところ見られなくなり、学期初めテストでも飛び級クラスが最もフィットと言われています。
三女七歳:石ころがあれば長い間空想の世界で遊んでいられる彼女、今年は三年生との合併クラスになり、新しいクラスメートとの交流楽しんでます。本も少しずつ絵のないものまで楽しむようになっています。
次男五歳:レゴ大好き、運動大好き。お友達と一緒に何かをしたいという気持ちから、学校へ行く日を夢見て、日々ホームスクールにて準備中です。
何だか年賀状のようになっていますが、
おかげさまで今のところこれといった問題なく元気に過ごしています。
といって子育てはアップダウン。
これからも色々あるでしょうが、
一つ一つの問題に皆で力を合わせ精一杯向き合っていきたい、
そう思っています。
皆様の歩む道に、祝福あらんこと、願っています!
“Success is not the key to happiness; happiness is the key to success. If you love what you are doing, you will be successful.”
「成功は幸福の鍵ではない、幸福が成功の鍵なのです。
もしあなたがあなたのしていることを愛しているのならば、あなたは成功するでしょう。」by仏陀