お知らせ

子育てに大切な「3つの力」、「ユア子育てスタジオ」の活動

末っ子次男も学校へ行き始め、この15年間考えられなかったようなちょっとまとまった時間、といって3時間程ですが、手に入るようになってきました。
 
少しずつ活動していこうとしているのですが、まずは活動の「土台」を整理します。
 
 
 

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「はじめに」のページにも、以下を付け加えます。

「ユア子育てスタジオ」のスタンス

目指すもの

ユア子育てスタジオが目指すのは、持てる力を最大限発揮できる子育て、です。
 
才能や能力など「持てる力」には、確かにその質や量に違いがあるかもしれません。それでも、人というのは、生まれながらに持っているものと、後天的な出会いや働きかけや環境などが、相互に絡み合って成長していくもの。
 
素晴らしい才能を持ちながら発揮することができないままだったり、飛びぬけた才能に恵まれなくとも、出会いや環境などによって、とてつもない力を発揮できる場合もあるでしょう。
 
どんなものを生まれながらに持っていたとしても、それらを引き出し、伸ばし、発揮でるような子育てを目指していけたら。
 
私自身は、いい成績を収め、いい学校に入り、いい職業につくといったことよりも、「持てる力を発揮できること」、それが「人生での成功」だと思っています。たとえ周りの目に留まることなくとも、すごい!と見上げられることがなくとも、その子その人が、自身ここだと感じる場で、持てる力を生き生きと発揮できるのなら、それが「成功」なのだと。
 
 
 

「3つの力」

「持てる力を最大限発揮する」のを助けるために、ユア子育てスタジオでは、以下の3つの力」(*)の育成に力を注ぎます。私自身、これまで情報を発信し続けてきた中で、そしてこれからも発信を続けていく上で、拠り所としてきた&していくことです。

「3つの力」とは:

1.安心力

2.成長力

3.交流力

安心力とは、どんな状況におかれたとしても、心の奥深い部分で安心できる力
成長力とは、より良く成長していこうとする力
交流力とは、他者と交わる力です
 
安心力とは、一見目には見えない地面下に張り巡らされた「」のようなものです。成長力とは、地面の上にすくすくと伸びる「」のようなもの、交流力とは、枝先を覆う「」のようなものです。
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たとえ成長力)が上を向き伸び続けていたとしても、安心力)の弱い樹木は、強い風が吹けば倒れます。それでも安心力)がしっかりと張っているならば、どんな嵐に会おうともびくともしません。
 
太く真っ白に張り巡らされた根(安心力)、天高く伸びる頑丈な幹(成長力)、そしてその先に芽吹く交流力)は、日の光を浴び、酸素を生み出します。樹木が育つことで、周りの空気は澄んだものへと変わります。
 
安心力(根)・成長力(幹)・交流力(葉)が健やかに育つことで、人は、自らの力を発揮し、人と人の間に、「澄んだ空気」のような「何か」を提供する大人へと、成長していけるのかもしれません。
 
 
 

3つの力」を育む「要素」

子育てをしていてつくづく思うのは、子供は、「思い」や「観念」だけでは育たないということです。「安心力、成長力、交流力が大切」と思い、「安心力をつけようね」、「成長していかないとね」などと子供に言葉をかけたとしても、何かが子供の身につくわけではありません。
 
子供は、思いや言葉だけではなく、実際の「体験」や、行為を繰り返す「習慣」によって成長します。そうして小さな頃から繰り返した「体験」や「習慣」は、その子を根底から支える強力な柱となるのです。
 
ユア子育てスタジオでは、「3つの力」を支える柱として、いくつかの「要素」に着目しています。これらの要素に関わる具体的行為や姿勢に繰り返し触れ、これらを身につけ、伸ばしていくことで、「3つの力」を育むことを目指します。
 
 
 

「3つの力」が形となるまで

ヨーローッパに祖先を持つ南米出身の夫、日本生まれ育ちの私。アラスカに暮らすそんな私達夫婦の間に生まれた5人の子供達は、将来、一体世界のどこに暮らすことになるのかも分かりません。太平洋に浮かぶ島々かもしれませんし、地中海を望む町、北極近くの村、南極を望む岬、砂漠のオアシス、ヨーロッパの大都会、アマゾンのジャングル、または日本海を眺める港町に暮らしているかもしれません。
 
私達夫婦が子供達に望むのは、どんな土地でどんな人々に囲まれ暮らすことになろうとも、自分の持てる力を発揮できる人に育って欲しいということです。
 
そして、ふと周りを見回し思います。そんな親としての願いとは、私達のような異文化を持つ夫婦の間に育つ子供達だけではなく、これからの世界を生きる全ての子供達に、当てはまるのではないでしょうか? と。
 
交通手段や通信技術の発達により、これからの世界は、ますます様々な価値観が入り組み、目まぐるしく変化し続けます。そんな状況の中、こういった環境ではうまくいくけれど、ああいった環境では潰れてしまう、そんな限られた範囲内でのみ通用する力ではなく、どんな枠組みでも持てる力を発揮し進み続けることのできる「根本的な土台」が、ますます必要とされるでしょう。
 
ではその「根本的な土台」とは何だろう? それらの「土台」を、子供達にどうやって身に着けさせたらいい? 日々子供達に向き合い、リサーチを続ける中で、少しずつ形になっていったのが、「3つの力」と「それらを支える要素」です。
 
これらは、書物に囲まれ机上の上で生まれた答えではなく、日々子供達と暮らす母親の目線から紡ぎ出された「一つの指針」です。夜泣きの子の背中をさすり、五人の子供達の嵐のような朝仕度を手伝い、山のような洗濯と片付けに一日の大半を費やし、少しでも健康で経済的なものをとスーパーを周り、毎晩宿題や復習に付き合い、子守唄を歌いながら自分も眠ってしまい。日々そんな子供達との日常の細部に向き合うことで、少しずつ築かれていきました。
 
またこうした日常の細部へ向き合う姿勢というのは、私自身の専攻していた文化人類学から学んだものでもあります。文化人類学の要は「フィールドワーク」です。人類学者は、研究の対象とする人々と長期間共に暮らす「フィールドワーク」を通し、彼らの日常の細部に向き合うことで、より全体的な様相を描き出すことを目指します。
 
ふとこうして子供達と暮らす日々というのは、「フィールドワーク」でもあるのではないかと感じることがあります。文化人類学で学んだ「細部に向き合いつつ遠くを見る」観察者としての姿勢は、母親としての思いや感覚をこうして形にしていく上で、大きな助けとなっています。
 
 
 

今後の活動予定

・「3つの力」と「それらを支える要素」についての探究、実践、発信
 
・「安心力」を培うための「要素の1つ」である「マインドフルネス」のトレーニング(ティーチャー資格修得予定)。
 
・関心を寄せて下さるこちらで身近に暮らす方々とは、将来的に、ワークショップや、アラスカの大自然に囲まれたサマーキャンプなんかも企画できるといいね、と話しています。
 
(*)「3つの力」と「それらを支える要素」について、ここ数年かけ、少しずつ書き溜めてきました。「ユア子育てスタジオ」の活動を続けつつ、より磨いていき、いつか「出版」(商業、自費、電子と形は様々ありますが)という形で、皆様にお届けすることができたらな、と思っています。それも将来の活動予定の一つです。
 
 
こつこつと続けていきます!
 
皆様、どうぞ今日も良い日をお過ごし下さい!
 
 
追記:活動していく中で、活動には直接は関係なくも見える日々の雑感・メモ・言葉遊び・戯言などを、ちょこちょこと綴っていくためのブログ「マイコー雑記」http://blog.goo.ne.jp/managaokaも始めました。
 
 
 

2 Comments

  • 長岡真意子
    December 14, 2014 - 4:01 am | Permalink

    佐々木さん、読んで下さりありがとうございます! そんな素晴らしい感想をいただき、とても嬉しいです。これからも体験とリサーチを合わせ、こつこつと続けていく「ライフミッション」だと思っています。子供達が大きくなり、もし将来子育てすることになった時に、参考&発展させていってくれたらなあ、などと夢も見たり。(笑)
     
    「安心力」については、佐々木さんのこれまでのコメントによって、随分と整理することができました。本当にありがたいです。今回、他の面についても、佐々木さんが長い間培われた知恵や知識をこうしてシェアしてくださり、感謝です。
     
    経営やマネージメント学については、私自身これまで生きてきた中で、最も接点のない分野と胸を張って言えてしまう程、ちんぷんかんぷんではありますが、確かにおっしゃる通り、家庭をやりくりしていくことと、マネージメント学とは共通するものがありますね。
     
    根となり土台となる「資本・労働・土地」、幹となり会社を発展させていく「投資管理、研究開発管理、イノベーション管理」、葉となり顧客や市場やコミュニティーと関わる「市場開発、マーケティング、顧客管理、仕入れ先管理」。
     
    子育てや家庭でも、「安心力」というソフト面も大切ですが、確かにハード面として「資本」という土台が必要となりますね。夫と私、学生結婚ということもあり、この面かなりマイナスでスタートしたのですが、互いにもっと学び実践していく必要があるなとしみじみ話し合っている課題でもあります。
     
    事業経営者の多くが、かつてはそれまで蓄積された知識や知恵の体系に触れる機会もなく、いきなり実践の場で、体験を積み重ね直感を磨き、感覚や知恵や知識を身につけていった。
     
    子育てについても、本当にそう思うんです。子育ての場合は、一昔前は、大家族で暮らしコミュニティーも密で、おじいちゃんおばあちゃん親戚近所のおばちゃんたちから、体験に基づいた情報をまだ身近に得ることができた。それも今は、核家族が進み、どこもかしこも都市化して、隣に誰が住んでいるかも分からない状況。出産するまで赤ちゃんに触れたことがなかった、小さな子と接したことがなかったといったことが普通の状態です。
     
    何の知識も体験もないところから、「いきなり実践の場」で泳ぎながら感覚を掴むには、「子育て」という場はあまりにもリスクが大きすぎやしないか。これからの世界を創る一人一人が育つ、かけがえのない一瞬一瞬が詰め込まれているのですから。私自身、「いきなり実践」でもみくちゃにされながらここまで来て、振り返り、感じることです。
     
    もっと、子育ての実践に入る前、そして子育て中も子供達を遊ばせるなどしながら、体系的に「これは大切」といった子育てのポイントを学ぶような機会があったら、それは机上の知識だけでなく、実践練習もできる機会、そんなことをよく思います。
     
    といって「子育てに正解なし」というのもまったくその通りで。個性がヒトの数だけあるように、子育てのあり方も千差万別であっていいのだと思います。と同時に、その元に、これは最低限に共通して大切というようなある意味普遍的といえるものもあると思うんですね。その普遍的な土台と、多様な枝葉と、体系的におさえていける「子育て学」のようなもの、あるといいなと思います。
     
    佐々木さん、いつもありがとうございます。一つ一つの言葉に、気づかされます。こつこつ、歩いていきますね。ひとまず、今は熱の子の世話です。(笑)どうぞゆったりと週末をお楽しみください!

  • December 13, 2014 - 5:57 am | Permalink

     全体構想のようなものを始めて拝見して、これはすごいことと取り組んでるんだなと感心しました。
     

     樹木で例示された「3つの力」、子育て・育児に関して、これだけしかと分節して構想されたものを寡聞にして知りません。「安心力」については、これまで部分的にコメントなどさせてもらいましたが、その他の2つに関しては、きわめて苦手な分野で自身でなんら成功体験も持ち合わせていません(笑) そんなわけで正面からのコメントはできませんが、いささか齧った経営学の体系にそって考えてみます。
     

     いわゆるマネジメント学の方面からですが、まず土台となる「安心力」。組織体(ここでは営利企業を前提します)を支える3要素は、一般に「資本・労働・土地」と言われます。資本、資金関係は一般に「財務管理」として経理・簿記など計数化されて管理されます。勞働に緘しては「労務・人事管理」としてマネジメントされます。土地は主として農業生産世界をベースに想定されているので、今の企業体にとっては「組織管理・システム管理」といったものが、それに相当するものとして考えられます。
     

     同様に「成長力」に照らすと、投資管理、研究開発管理、イノベーション管理といったものでしょうか。そして事業体にとっての「交流力」となると、市場開発、マーケティング、顧客管理、仕入れ先管理とさまざまなものがあるでしょう。
     

     とはいえ、ここで経営学を展開したいわけではありませんw ただ、家庭生活や育児・子育てもまたある種のマネジメントであり、企業マネジメントにてらして考えてみるのも有効ではないかと考えてみました。たとえば財務管理にあたるのは家計であり、育児・教育費などもそこから捻出されるでしょう。勞働・人事は、まさに親と子の共同作業であり、組織・システムに相当するものは、家庭環境であり周辺の教育環境であったりしますね。
     

     そして、かつての事業経営者がこれらのことを明確に分離してきたわけではなく、まさに経験と勘だけでなんとかやってきたわけです。子育てに関しても同様に、それこそ手探りでやるしかない状態ではなかったでしょうか。そして参考になるのも、個人体験を拡張しただけのハウツー的育児書であったり、他分野の医学や心理学や教育学から、片手間に部分的に援用されたものぐらいではなかったでしょうか。
     

     そんな中で、子育てを単なる自分の経験談としてだけでなく、「3つの力」に分節して、伝達可能な知恵として構成しようとされてる姿にエールを送りたいです。それはまさに「子育て学」と呼べるものになるでしょう。それは医学・教育学・心理学などの寄せ集めではなくて、「子育て」というメインフィールドの上に構築されたものとなるでしょう。そういう意味で、フィールドワークとして捉えられてるのも大正解だと思います。

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