昨夜は、子供達の小学校の50周年を祝う集まりがありました。
今は60代の初代卒業生から去年卒業したばかりのティーンまで様々な年代の卒業生、そして80歳を過ぎた当時の親御さん達、杖をついた元先生、何人かの元校長が勢ぞろい。
50年.アンカレッジの歴史が100年程のものですから、その半分。1964年に起きた大地震の後に建てられた初めての小学校だそうです。崩れ落ちた空港や凸凹の道路の修復作業の傍ら、この小さな小学校が建てられたんです、と初代の卒業生が話していました。
この小学校には、近所の子が通う学級と、地域区分を越境した特殊なプログラムが併設されています。アンカレッジの中でも最も古い住宅街の一つにあり、中には、小学校周辺に代々住み、親子3代でこの学校に通ったという方々も。
自ら通った小学校に、子供、そして孫が通う。思い出の詰まった場所で、子供そして孫が日々学び、遊び、育っていく。
子供達の友人にもそんな家族がいて。感謝祭やクリスマスやスーパーボールなどの「特別な日」には、近所に住む何代もが勢ぞろい。「今年はおじいちゃん秘伝のバーベキューソースの作り方を教えてもらってね。僕がマリネを担当するんだ」とちょっと誇らしげなティーンの男の子。
「就任が決まり、小学校の近所を周ってみたんですが、何ともいえないノスタルジーを感じて」そう話していた校長や先生方。
最北の小さな街に、こうして家族の歴史が積み重ねられ。
きっとそんな風景は、世界中の様々な街にあって。
日本そしてチリと、自ら生まれ育った地そして親族から遠く離れ、子育てする私達、育っていく子供達。
心の奥に、懐かしさと、そして切なさを感じつつ、温もりに包まれた夜でした。
将来子供達、どこでどう暮らしているんでしょうね。夫はもう随分昔から、子供達の傍に暮らすことを夢見てます。(笑)
ようこそ!と入口に。
50歳おめでとう○○小学校!の文字を写真に撮る卒業生の長女。
受付でパンフレットをいただき。
会場こちらですよ~。
初代からのアルバムが並べられ。
ケーキをいただき。
ローカルニュースも取材に。
教室も開放され、
これね、今私が書いてるもの。
今ではこんなコンピュータールームもあり。
レゴプロジェクトをしている次男のクラス。
うわあ!
廊下の
動く仕掛けで遊んで。
校庭で、暗くなるまで。
ちなみに私が通った小学校はもっと古いだろうと検索してみたら、私が生まれた年に建てられたそう。こちらの方が古かったとは!
小学校の懐かしい画像に、思い出が溢れ。
自ら過ごした学校で、育った街で、子供達が大きくなっていく、そんな「幸せ」というのも確かにあるんですね。
それでは皆様、楽しい週末を!