マインドフルネス

イェール大学によるマインドフルネスの子供への効用調査&私自身のトレーニング経過

お知らせ:
 
もう1度連絡です。3年生の息子さんの特性についてのメールを下さったT.S.さん。返信してもメールが返ってきてしまうのですが、どうもdocomoの携帯へはこちらから返信できないようになっているそうです。コンタクトする術がないので、こちらに載せさせていただきました。もしこの記事を見てらっしゃったら、違う連絡先を教えていただけませんか?よろしくお願いします!

 
メールでのご相談は、今のところ必ず返信するようにしていますので、もし他にも返信が届いていないという方がいましたら、私の方へ届いていないということだと思います。メールのサーバーによって、届かない場合があるようです。もし返信がないという場合は、違うアカウントなどから試してみてくださいね。
 
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021915 11
 
私自身のマインドフルネスのトレーニングも、ひとまず6月には終わる予定です!  主に子供や青年に向け、マインドフルネスをどう生かしていけるかについて学んでいます。マインドフルネス、こちらでは、かなりメジャーになってきていて、子供達のキンダーの書棚などにも、マインドフルネス実践本があったり、小学校の保険の時間には先生の指導の下、実践などもしているようです。
 
これほど広まってきているのは、その効果を証明する科学的研究報告が続出していて、また実際に効果を実感する人々が増えているからと言われますが、私自身もその効果をひしひしと感じている一人。
 
元々は仏教をルーツとしますが、宗教的な要素を排したことで、全米で250近くの医療機関や、こうした最北のアラスカの公立の学校などでも広まりつつあるわけですが、以前にも少し書いたように、異なる宗教と合わせても、用いることができるとされています。
 
(マインドフルネスについてこれまで書いたエントリーはこちらにまとめてあります。http://kosodatekyua.com/category/mindfulness/
 
 
 
といって、マインドフルネスの大人への効果についての科学的研究はこれまで3,000近く報告されているそうですが、子供や青年についての効果の研究は、まだ40程しか公にされてないそう。
 
今日は、先月3月末に発表されたイェール大学心理学者Michael Crowley氏率いる、マインドフルネスの子供や青年への効果の研究中間発表を紹介します。マサチューセッツ州ケープコッドでの調査です。
 
報告によると、マインドフルネストレーニングによって、子供達は、よりストレスや不安感を減少させ、判断力や問題解決能力が高まり、よりハッピーになっているとのこと。マインドフルネスを取り入れて5年、8週間コースを終えたばかり、全くトレーニングをしていないといった3つの学校を比較したそうです。
 
 
 
「マインドフルネス」って、何度聞いてもその実体が捉えにくいと言うか、でどういうことなの? と感じる方もいるかもしれません。私自身もそうでしたし、また実践体験を重ねるにつれ、その奥行きが果てしなく広がる感があり、一般的な定義だけでは何ともいい足りないという気持ちもします。
 
今回調査対象となった学校で、生徒達にマインドフルネストレーニングをするNPO団体「Calmer Choice」代表Adria Kennedy氏は、マインドフルネスとは、「呼吸にフォーカスすることで、終わりなく繰り返すしばしばネガティブな思考のループから離れるメンタルスキル」と言います。
 
そして、
 
フォーカスしたいことに何度も何度もマインドを持ってくる練習をするんです。私達は多くの時間を頭の中で過ごしています。それが私達が自動的に向かう初期化したネットワークですから」と。
 
 
 
 
「不安感を緩和する」とされるマインドフルネスですが、私自身かなり不安感の強い子供だったので、この「終わりなきネガティブ思考ループ」にはまってしまう状態というがどういうことなのかよく分かります。
 
もしだめだったらどうしよう、もしこうなってしまったらどうしようと、留まることのないネガティブな「もし~だったら思考」にはまり込み、不安で不安でしょうがなくなるんです。
 
そんな時、「呼吸にフォーカスすることで、ループから抜け、落ち着く」といった効果的なメンタルスキルを身につけていたら、随分違っていたかな、そう振り返って思いますね。当時、トレーニング受けたかったなあと。
 
 
そうしてどうしようもないループから抜け、フォーカスしたいことにフォーカスする力が高まるなら、それは「判断力や問題解決力も向上する」でしょうし。また「よりハッピーになる」と言うのは、以前、マインドをワンダーさせることで、幸せ感から遠ざかるというハーバード大学の研究を紹介しましたが(「誰もが手に入れられる幸せへの鍵? マインドを整える習慣」)、マインドがさまよい続けるより目の前の物事によりフォーカスすることで、ハッピー感が高まるというんですね。
 
 
 
また他の研究などにも、子供達の集中力が上がる、落ち着く(このイェール大学の研究を紹介した記事の題名もマインドフルネスのことを「落ち着かせるテクニック」と表してます)などの効果が報告されていますが、私自身トレーニングが佳境に入るにつれ、マインドフルネスについての記事もどんどん載せていきますね。身近に試してみた友人達も、頭がすっきりするなどその効果を実感しているようです。子供達のメンタルスキルとして、そして子供に関わる方々にどう生かせるかについて、形を整えていきたいです。必要とする方&子供達へと、届きますように!
 
 
それでは皆様、今日もよい日をお過ごし下さい!
 
 
 

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