風景・旅

アラスカとの別れ、そして出発

出発まであと2日。

 

アラスカでお世話になった人々と、

お別れの毎日。

 

長男を妊娠7ヶ月で1人アラスカに渡り16年。

アラスカの大自然、

そしてアラスカに暮らす人々の大きな心に囲まれ、

5人の子供達と共に、

本当に幸せだったなと思います。

 

あの暗く長い冬を何度も共に越えた友人達。

別れを思うたびに、

涙が止まらず。

 

別れって辛いですね。

こんなに辛いなら、

初めから会わなきゃ樂だったじゃないとさえ思えたり。

 

でもそうしたら、

あの皆で笑い転げた時も

子育てに夫婦関係に煮詰まって愚痴をぶつけ合った時も、

読書会しよう、俳句を作ろう、世界の行事を祝おう、世界の料理を作って食べよう、

そう毎週のように目を輝かせて集まった時も、

あたり一面のブルーベリーにキャーキャー叫んだ時も、

フーリガンやサーモンの獲れ具合を確認しあって一喜一憂した時も、

持ち寄られた料理に皆でうっとりする時も、

体験することがなくて。

 

別れの辛さが教えてくれるのは、

これから出会う、

そして一緒にいられる人々との一瞬一瞬を、

大切にしたいということ。

 

いつか必ず、

別れる時は来るのだから。

 
 
 
 

最後のひとときの風景:

 

「アンカレッジ詩と俳句の会」

ポークチョップにチーズポテトに、

肉じゃがに、

サーモン炭火焼に、

サーモン刺身。

ここ2週間ほど、

アラスカサーモンを毎日のように食べています。

シーズンということもあるけれど、

あちらにいったらアトランティックサーモンだろうなあと思いつつ。

 

日常生活に創作のひとときを散りばめてくれた皆さん、

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ありがとう。

 
 
 
 

公園でのお別れ会

途中森からヘラジカの親子の訪問で一時避難も。

子持ちの母ジカは、向かってくることもあります。

馬より大きな彼女の前足キックは致命的。

こんな大好きなアラスカの風景ももう少しなんですね。

 

さて「ピニャータ」をつるして。

米国で子供の集まるパーティーですることのある「ピニャータ」。

そのオリジンはスペインや中国やと諸説あるけれど、

16世紀頃メキシコ土着文化と融合し「メキシコ伝統」として世界へ広がったとされています。

玩具や菓子が詰められ、順番に棒で打つ。

壊れた途端群がる子供達!

 

長男が赤ちゃん時代に、

車もなくIDKのアパートにこもっていた日々、

毎日のように連れ出してくれた友人とも再会。

今は娘ちゃんも長男も高校生!

simon sakura

ありがとう、アラスカの友人達。

夜はレストランで、日中仕事組みと。

 
 
 
 

子供達のプログラムの先生方

今日は4人の子供達がお世話になった先生と学校の校庭で。

今年は次男がお世話になる予定だったんですが。

これからも子供達の成長の様子を教えてねと。

本当に恵まれた学校生活でした。

 
 
 
 

ネイティブアラスカンの「姉」

いつものように村から送られた食材をふるまってくれます。

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鮭の燻製・セイウチの干肉・アザラシの脂。

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東海岸に遊びに来てね、行くよ、そうハグし合い。

電話口から村の「母」が、

「鮭をもたせてやれ」と。

大きい!

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感謝。

 
 
 
 

アラスカの皆さんに、

そしてアラスカに、

感謝を込めて。

 

またいつか地球のどこかで会う日を楽しみにしています。

 
 
 
 

旅立ち準備

アンカレッジからワシントンDCまでの最短ルート。

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グーグルマップによると、

ノンストップで72時間、4269マイル(6870キロ)。

一日6-7時間の運転で12日間ほどの予定。

長女が道中の宿泊地を調べ中。

 

無線機を購入。

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ルートにある通り旅の大半がカナダのため電話が使えず。

夫運転のトラックと私と長男運転の自家用車側とで使います。

 

「暑いよー」という多くの方からのアドバイスに、

水噴射やファンやらついたボトル。

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明日は夫のこちらでの仕事おさめ。

その後は家財道具をトラックに積み込み、

出発です!

 

道中の風景など報告できたらいいなと思いますが、

ひょっとしたら向こうに到着してからになるかもしれません。

いずれにしても、大移動の様子、報告します!

 

それでは、行ってきます!

 

皆様の夏の日々が、素晴らしいものでありますように!

 
 
 

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