オールアバウト記事「家族揃って食事をするメリットと工夫」

オールアバウトに「賢い子供を育てる!家族揃って食事をすべき理由と工夫」を書きました。
 
タイトルは、市場のエキスパートの方が考えてくださったのですが、「賢さ」というのは、学業面だけでなく、生活全般についての「生きていくための知恵」も意味すると思い出していきたいです。
 
文化人類学でも、「食べる」という行為は、身体を満たすためだけではなく、とても「社会的」なものと捉えられています。
 
ネイティブアラスカンの「家族」の家に初めて滞在した際、親族の名前をいただき、「家族」として迎え入れられたんですが、その時儀礼をしてくださった「父」が、「マイコは、私達の食べ物を私達と共に食べたからね」と言っていたのを思い出します。
 
記事には、家族そろって食事をすることが、学業、身体、心、家計に与えるメリット、そして、忙しい現代の生活に家族揃って有意義な食事をするための具体的な工夫がまとめてあります。
 
 
 

米国と日本の現状

米国では、感謝祭など特別な行事には90%近くの人々が家族や友人と食事を共にする一方、定期的に家族で食事をするのは50%ほどという調査結果があります。
 
では、日本はどうでしょう?
 
内閣府の調査では、以下のような結果が報告されています。
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(内閣府「食育の現状と意識に関する調査」平成23年3月より)
 
「ほとんど毎日家族で夕食を食べる」と答えた人が56.5%、「週に2・3度」までを含めると75%近くにもなるんですね。
 
それでも、「一人で食事をする『孤食』や、同じ食卓に集まっていても、家族がそれぞれ別々のものを食べる『個食』が増え、家族そろって生活リズムを共有することが難しくなっている」とのこと。こちらの調査結果には、年をさかのぼっての変化が示されています。
 
記事にまとめた「家族揃って食事をするメリット」を思い出しつつ、少し工夫し、家族皆でほっと楽しむひとときを、日常生活に取り入れていきたいですね。
 
 
 
 

米国の低所得層と高所得層との格差の現状

米国では、家族で揃って食事をすることについても、低所得層と高所得層についての格差が広がりつつあると報告されています。1999年から2010年にかけ、低所得層で、定期的に家族が揃って食事をする家庭は47%から39%に落ち込んでいると報告されています。常軌を逸したワークスケジュールが、家族揃うことを不可能にしていたり、また低所得ゆえ、新鮮なフルーツや野菜を買うことが難しいためとのこと。
 
この新鮮なフルーツや野菜が買えない層については、“A Place at the Table” というドキュメンタリーでも、とても分かりやすくその様子が描かれているのですが、結局、米国ではスナック菓子や缶詰やジャンクフードを食べ続けた方が安くつくんですよね。「一ドルショップ(百円均一店)」でカップヌードルとか売ってますから。
 
日本でもこうした状況があるのか分かりませんが、フレッシュな野菜や果物を購入することができない層が存在するのだと、覚えておきたいです。
 
一方、同じ1999年から2010年にかけ、社会経済的に高い階層では、家族で揃って食事をする家庭は、56%から61%に増えているんですよね。
 
日本でも、こうした格差の現状があるのか、内閣府の調査だけではちょっと分からないのですが、身近な家庭にとってできる工夫をしつつ、社会問題として考えていきたいですね。
 
 
 
こちら東海岸そろそろ梅雨明けを迎えそうです。
皆様、新緑をお楽しみ下さい!
 
 
 
参考資料:

‘Five myths about family dinners’ By Anne Fishel The Washington Post

筆者のAnne Fishel氏は 「The Family Dinner Project」創設者の一人。このウェブサイト、英語ですが、「家族で揃って食事」をするための工夫がたくさん載せられてます!

 
 
 

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