学習支援

カエルのビリー、一次体験を堪能しておくと好奇心の勢いや理解の深さが違う

ある日の昼過ぎ、
 
「うわー、ママー、お姉ちゃーん、みてみてー!」と叫ぶ下2人。
 
玄関ドアに、お客さま。

のびたり、

ちょっとポーズとってみたり。

 
うひゃー、ほほー、とはしゃぐ子供たち。

 
アラスカ育ちの子供たちにとって、
身近にこうして多様な生物のいる環境は、
驚きの毎日。
 
 
これまでも、こんな興奮体験いろいろあったわけですが、
しみじみ気をつけたいなと思うことに、
一次体験を堪能している最中に、
「なんて名前か調べてみよー」「どんな生息環境に育つんだろうねー」などと、
すぐに「これを機会に学ぼう!モード」にもっていかないというのがあります。
 
本人たちは、目の前の体験に感動している真っ只中。
それを、すぐさまネットや図鑑の文字や画像情報に狭めてしまっては、
なんとももったいないんですよね。
 
そんな親の行動も、「純粋に知りたい!」という気持ちからきているのならまだしも、
「学ばせないと!」というような意図まる出しで、
「ほら、調べよ調べよー」とせかそうものなら、
子供たち、すぐにシラーとなってしまいます。
 
 
まずは、じっくりと、
目の前のそのモノの雰囲気を堪能し。
出合いとの興奮にたっぷりと浸ってみます。
 
それで、しばらくして落ち着いてから、
「で、あれって、どんな種類なんだろうねー」などと、
図鑑やスクリーンに向かってみる。
 
 
一次体験をしっかり堪能しておくと、
文字や画像の二次・三次情報に触れても、
好奇心の勢いや理解の深さが違いますね。
 
何食べるんだろう? どんな環境に暮らしてるんだろう?
寿命は? 両生類と爬虫類の違いは? 冷血種と温血種の違いは?
などなど、文字や画像を活用し、興味を広げていくことができます。
 
 
 
ところで、このカエルさん、
American Green Tree Frog(アメリカアマガエル)」というのだそうですが、
昨日の昼ごろから、今日も午後過ぎまで、
ずっと玄関にはりついてるんですよね。

何度も出たり入ったりしてるんですけど、
寝てます・・・。

弱ってるんですかね。
「ここで、死んじゃうのかな・・・」と子供たち。
様子を見守っていきます。
 
 
 
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『マイコー雑記』に記した「一次体験を堪能しておくと二次・三次情報に触れても 好奇心の勢いや理解の深さが違う」
という記事を、以前紹介した『虹色教室通信』の未来奈緒美氏が、自分に自信がない、自己肯定感が低い子 4」という記事の中で、こんなように紹介してくださっています。
 
引用はじまり(改行位置は変更してあります)ーーーーー
 
わたし自身は教室で子どもたちと驚いたり感動したりわくわくする気持ちを探究したり真剣に考えをめぐらせたりして、この記事にある一次体験というものをどっぷり堪能した後で、そこから生まれた気づきや知恵やアイデアを言葉にして伝えています。
 
でも、そうして一次体験の先にあるものを目にすることで、受け取る親御さんのなかには、マイコーさんの記事にあるように、体験を子どもが味わう間もなく、「これを機会に学ぼうモード」になってしまう方がいらっしゃるのです。
 
それはまだいい方で、ちまたでは、一次体験をすっとばして、二次・三次情報だけで子どもの環境を作ってしまおうとする動きもあります。
 
ブログを読みやすくする意味で、「○○する方法」というタイトルで記事を書くこともあるのですが、本当は、子どもが生きていることを実感できるような一次体験が土台にあって、その体験をより豊かな実りあるものにするための工夫を言葉にするつもりが、読み手に伝わる時には、本末転倒して、「○○を習得させるという目的のために、子どもにこういう体験をさせる」という形に変形してしまうことも多々あるのです。
 
 
前回までの記事で、大人の目線で子どもの体験を眺めることについて書いてきましたが、それは言い換えると、「子どもが一次体験を堪能する」ことの軽視とも言えます。
 
また、コメント主さんのおっしゃる「子供の要求と保護者の希望が混同されること」や「大人の希望のみで子供の要求に気付いていないこと」とも言えるのかもしれません。
 
親のみならず子どもに関わる専門職の方や、子ども思いの気持ちの優しい親であっても、自分がしらずしらずそのようにふるまっていることに気づかないほど、そうした関わり方が多数派になりつつあるのを感じています。
 
引用おわりーーーーー
 
こうした方がいい、これは知っておかないと、これを教えておかないとね、といった「大人の目線」で、
豊かな「子供の一次体験」を、またたく間に囲い狭めてしまわないよう気をつけたいです。
 
大人も、時に子供の目線に立ち、子供の眺める鮮やかな世界を、楽しんでみるといいんですよね。
忙しくてそれどころじゃない時こそ。
そんなひとときとは、きっと、大人自身にとっても、すっかり忘れていた大切な感覚を思いだす「貴い時」になるでしょう。
 
 
 
 
 

その後のカエル

実はこのカエル、5月15日に我が家にやってきて以来、昨日25日まで、ずっと玄関のドアにはりついていたんです!
「ビリー」と名付けられ、すっかり家族の一員になってました。
 
日中戸口の隅に、こうして眠っているんですが、
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夜になると、
目をらんらんと輝かせ、
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積極的に人目につくところに出てきます。
Picture1
 
それで、鳴くんですよ。
クワン、クワン、クワン、クワンって。
 
初め、子犬か何かの鳴き声かと思いました。
飼い犬が、何事かと思って、そのたびにウォフ。ウォフ!と興奮して返すんです。
 
そうして昼間は、「いってきまーす、ビリー!」「ただいまー、ビリー!」と叫びながら、
子供達が何度玄関の扉を開け閉めしても、はりついたままじっと寝ているビリー。
夜は、鳴くわ跳ねるわ、時々いなくなったりもするんですが(食べ物を探しにいったりしてるんでしょうね)、
それでも、早朝には戸口の隅に戻り、じっと眠ります。
 
昼と夜とで「カエルがかわった」ようになるビリーを通し、夜行性動物の日常を身近に感じた日々でした。
 
 
昨日、10日ぶりに、いなくなったビリー・・・。
帰ってきてやしないかと、何度も戸口をのぞく子供達。
一気に気温があがり、暖かくなったことが大きいのでしょうね。
これまで雨が続き、昼間もひんやりした日々が続いてましたから、
「ああ、我が家の戸口で、あったまっていたんだね」、
切なそうな子供達と、そう話しています。
 
 
 
と、ビリーがいなくなったと思ったら、
昨日は、家の前に停めておいた車の中で、子供達がスナックに持ち歩いていたヒマワリの種を頬張っているリスに遭遇!
掃除中でドアを開けておいたんですが・・・。
動物わさわさのこちらの夏、子供目線で、堪能したいです!
 
 
 
それでは皆様、初夏をお楽しみください!
 
 
 

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