話し場

キャンプ、子供との関係を整え子育てのきつさを緩和するために

今月中にはこの家を出る必要があるので、引越しも最後の追い込み。
 
普段、家事育児仕事の合間を縫って搾り出しているスクリーンに向かう時間が、箱詰め箱運び掃除に吸い取られている日々です。身体を使う毎日に、ベッドに入るとすぐに深い眠り。こうして早朝少しでも書けること、嬉しくて貴くてありがたいですね。
 
とはいえ、実は、どこに落ち着くかまだ決まってないんです。夫の仕事の詳細が決まってからこの家を引き払う予定だったんですが、大家さんとこちら側の都合がちょっとズレてしまい。
 
ということで、この家を出てから多分2週間ぐらいの予定で、家なし状態。
 
すっかり人生も落ち着くこの年になって、まさかこんな体験をすることになろうとは!元々旅好きノマド系だったので、懐かしくはあるんですが、5人ぞろぞろ一緒にとなると、やはり楽しみ&大変さも倍増ですね。
 
 
こんな状況ではありますが、随分前から友人家族と予定していたキャンプに行ってきました。大人は着々と荷造りを進めたいところですが、引越しとはいえ夏休み。子供達にとっては、今しかないこのアラスカの短い夏ですからね。
 
月末に家を出てからも、ひとまずキャンプの予定です。この引越し騒動、本当、夏でよかったです。いざとなっても、凍ることなく外で暮らせますから。(笑) キャンプ後は、ありがたいことに、他国滞在のため留守の知り合い宅に身を寄せさせてもらうことになってます。夫の仕事の詳細が決まり次第、次の住居も決まる予定! 8月には新居に落ち着いていることを願いつつ。しばらくネット環境も不安定になります。
 
 
 
今回のキャンプ、11歳8歳の息子君のいる普段エンジニアとしてフルタイムで働く友人と、子育てや家族についての話をし続けた3日間でした。今きつい状況にある友人、私自身が通ってきて、そして今も通っている子育てのきつさ、それらを少しでも改善でき、少しでも軽くする方法はないかと。
 
今日は、それらの内容を、ここにざっとメモしておきます。
 
 

・「できている時」に注意関心を向ける

子供のできないこと、ネガティブなことばかり目に付いて、口を出すというパターンに陥っていないか振り返ってみます。普段仕事をしていたり、兄弟姉妹の人数が多いなどで、その子と過ごす時間が短い中、声をかける言葉や共に過ごす時のほとんどが、できないことを改めるために使われていないか。
 
親はその子を思い、何とかして教えてやらないとと、できていない時に最大限の注意関心を向け、できているときは当たり前として通り過ぎてしまいがち。
 
それでも、フェアに眺めてみるのなら、90%近くの時は、問題なく過ごしているもの。その「できている時」を、ちゃんと見てくれていると子供が感じられるよう心がけてみます。褒める必要もないですが、「兄弟仲良く遊べて楽しいね」「水を運ぶの手伝ってくれて助かるわ」「優しい言葉をかけてあげて、相手も嬉しそうね」と肩をなぜてやったり。
 
90%の言葉がけが、こうした「できている時」に向けてだと、10%の「できないこと」への言葉がけにも、耳を傾ける余裕が子供達の中に生まれます。ポジティブな面を強調することでネガティブな面を導いていく。「だめだめ」と追い込むのでなく、こちらよと進む方向を示してやります。
 
友人と、つい口に出したくなる小言を、一旦深呼吸して半分以下にし、できている時に目を向け、一緒に楽しむようにしてみました。短い間でも、違いがはっきりと現れます。
 
 
 
 

・こちらの声が心に届く関係を整える

閉じた心にどれだけ語りかけても、届きません。分かってくれないという不満や自己防衛で固まった心の扉を開くには、上にあるようにできてる時もちゃんと見てくれてるな、という安心感を子供の内に育んでやること。また、2人で出かけ、とにかく子供の話に耳を傾ける時を持ってみたり、寝る前にマッサージをしてやるのも、効果的。強張った身体を互いに緩め、その日あったことなど話したり、冗談言い合って笑ったり。きーとなった関係も、緩まります。
 
 
 
 

・声を荒げ怒り心頭という状態でない方が、結局は伝わる

10歳過ぎれば、反抗期が始まることもあります。「ティーンの特殊な脳」の記事にあったように、感情面が劇的に発達し、それでも、理性を司る前頭前野はまだまだ未熟。ぎょっとするような理解不可能な言動や、こちらの怒りを爆発させるような言動も、お見事!と思わず感心してしまうほどになることも。
 
私自身も何度か切れて、そして今も疲れたときなど切れて思うのは、怒り心頭でまくしたてるのと、落ち着いて話すのと、結局は後者のほうが言わんとすることも伝わるということ。その上互いにへとへとに消耗することもない。
 
爆発しそうになったら、ひとまず深呼吸したり、必要ならばその場を一旦離れてみたり。「怒り」と「怒りの行為」は違います。怒っている自分に気づき、怒りの行為へワンクッション入れてみます。そして互いに落ち着いたところで、なぜその言動が好ましくないのか話し合ってみます。話を聞いてみると、結構筋の通った子供なりの言い分があったりすることも。
 
その際、「いい面、改善点、いい面」のサンドイッチで伝えたり、「それはいい/ 悪い」よりも、「ママはこう思う」という言い方で伝えるのもいいです。また「こうしなさい!」より、「あなたが相手だったらどう感じる?」「じゃあどうしたら皆がwin-winになれると思う?」「どうしたら解決できるだろう?」など、質問を与え考えさせるようにします。
 
怒りでその場を丸めるのは、一見一瞬にしておさまったかに見えますが、ティーンは力もどんどん強くなりますから、力で抑えつけるには、爆発度をどんどん増していくしかありません。少し時間をかけ、その子自身に考えさせ動くようにした方が、長い目で見てより生産的です。
 
 
 
 

・比較し「誰か他の子になりなさい」から、「違い」を受け入れる

同じような環境に育った兄弟姉妹でも、随分と違うもの。例えばキャンプ中も、頂付近に残る雪に触ろうと一斉に急斜面を登り始めた子供達。途中、あまりに急だと断念して引き返してきたのですが、皆が他の遊びに移っても一人だけ悔しくていつまでも膨れっ面な子もいる。大切に手に持っていた花が橋の網目から急流に落ちてしまい、人生終わりのように嘆く子もいれば、ほらあそこにもあんなにきれいな花がと嬉しそうに走り出す子もいます。
 
友人と顔を見合わせ、ホント、違うものねと吹き出し。
 
扱いやすい子、扱いにくい子。
 
私自身、理想とする他の誰かをその子に当てはめ、なんでもっとこうできないのだろうと比べていたものです。それでも、「あ、この子は違うんだ」と受け入れることで、随分と楽になりました。
 
「違う」と受け入れ、その子自身に向き合うことで、初めて、ではその子の凸をどう伸ばし、どう凹を補っていけるかと考えられるようになります。こだわりの強さは、確かに周り、そして本人にとって、「きつさ」の原因になりますが、同時に物事を成し遂げるためのとてつもない力にもなる。弱みは、強みになり得ます。そうして、我が家の場合は、以前より癇癪なども減ってきたかなと感じてます。ただでさえ「きつい」思いをしているのに、その上親から「違う子になりなさい」という「きつさ」まで与えられ、というのが減ったからなのかもしれませんね。
 
 
友人の息子君も少しユニークな白昼夢タイプ。動植物のことになると、目を輝かせいつまでも話していられるのですが、基本的な生活面やコミュニケーション面が無骨。靴紐がずっとほどけたままだったり、姿勢や座り方、お友達への言動など、きちっとして細やかな友人にとって、イライラや心配や怒りのもと。対してもう1人の息子君は、周りへの気配りもお見事(気に入られようというのでは決してなく、とても自然にピュアに、それがまた周りの表情をほころばせ)、ニコニコと元気溌剌、誰からも好かれそうなタイプ。
 
ついつい、何でこの子は!と親としても思ってしまうの、本当によく分かるんです。
 
友人と、まずは「違う」のだと受け入れること。そうして、それぞれのユニークさ見、「できないこと」へのハードルを少し下げ、興味関心を伸ばしていく働きかけをしたらどうかと話し合いました。これからどんどん外へ飛び出す年頃。動植物をテーマにしたキャンプやレンジャーなど、興味関心を深められる環境で人々と交わる中で、生活面やコミュニケーション面も少しずつ磨いていくことができるでしょう。
 
苦手面に真っ向から向き合い、高いハードルを差し出し飛びなさいと言い続けるよりも、得意面に没頭することで得る満足感や自信が、苦手面へと取り組む力になります。得意面を励まし伸ばすことで、苦手面も引き上げていくんです。
 
 
 
こうして書き留めながら、私自身覚えておこうと改めて思っています。
友人との時に感謝。
 
アップダウンの続く子育てに関わるみなさんに、エールを送りつつ!
 
 
 
キャンプの風景:
006
川辺に、
016
居を構え。
1167
近くには湖。
084
氷河からの水、
123
飛び切り冷たいんですが、
145
泳がずにはいられない子。
152
焚き火の温もり。
172
薪を集め、切って。
1151
ゲームして。
158
森のハンモックに、
011
仲良し2人。
1170
楽しかったね。
1176
 
 
 
それでは皆様、新しい週もよい日々をお過ごし下さい!
 
 
 

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